メタバース空間「バーチャ場」 VRゴーグル不要!記者と交流してください
ジェイ・キャスト(東京都千代田区)は、メタバース空間(仮想空間)「バーチャ場」を2023年7月15日にオープンした。パソコンやスマートフォンのウェブブラウザーから、すぐにアクセスが可能だ。インターネットニュースサイト「J-CASTトレンド」トップページから、バーチャ場につながる案内ページにアクセスできる。
高性能なパソコンやVRゴーグルといた専用機材、専用アカウントは不要だ。誰でも手軽にアクセスできる特性や、場所による制限がない利点を生かしたコンテンツを提供する。
VR編集部ですぐ会える記者
メタバース空間「バーチャ場」に入ると、他のユーザーと音声やテキストチャットで気軽にコミュニケーションが取れる。著名人とアバターの姿で会える交流会や、企業や個人による記者会見、また現実やメタバースで活躍するクリエイターを呼んでのイベントを開催する予定だ。
バーチャ場内の出来事や記者会見などのイベントの様子は、J-CASTトレンドで記事や動画形式で発信していく。
バーチャ場は、「エントランス」「VR編集部」「VRスタジオ」の3つのスペースで構成される。エントランスは、アクセス時に来場者が最初に立つスタート地点だ。
VR編集部では、メタバースで取材活動をしている「VR記者カスマル」が平日、一定時間ログインする。その間は、記事にしてほしい「ネタ」や企業によるプレスリリースの持ち込みに応対するほか、雑談も歓迎だ。
VRスタジオは、バーチャ場のイベントの多くが開かれるメイン会場となる。
アクロバティックに「褒め合う」イベント
バーチャ場がオープンする7月15日は、企業によるメタバース活用のコンサルティングを手掛ける「ぴちきょ」さんをメインゲストに迎え、トークショーを開催する。テーマは、「メタバースは結局何が楽しいのか」。20時スタートだ。
7月19日には、創作をテーマにしたJ-CASTトレンドのオンライン企画「作リエイターズアトリエ」を開催。通常は音声配信しているが、今回はバーチャル版の「VR作リエ」としての試みだ。メインパーソナリティーを務めるマルチクリエイターの山下諒さんが、ゲストと語り合う。
7月26日には、「新製品発表会 in バーチャル」を実施する。メタバースや食品など、事業内容を問わずに集まった複数の企業が、自社の製品やサービスを発表する。
ユニークな催しも。7月29日に開催する「日常セレモニー」だ。参加者は「洗濯物を干しました」「今日歩きました」など、ちょっとした出来事を含めて日常で成し遂げたことを発表。これに対し、他の参加者は「天才!」「暮らしの匠!」などと大いに褒める。大喜利のように互いを褒め合う企画だ。
これらのイベントは、VR記者カスマルの公式ツイッターにて参加を受け付けているほか、YouTubeからオンライン配信を行う予定。配信URLは、J-CASTトレンドトップページからアクセスできるバーチャ場案内ページに掲載する。
これが「バーチャ場」だ!
仮想空間「バーチャ場」の開設は、ジェイ・キャストによる同名の新メディアプロジェクト「バーチャ場」の一環だ。
プロジェクトのコンセプトは「壁を壊し、未来[の/を]つくる人と、世界をつなげること」。身体的や地理的な壁など、さまざまな障壁を超えられるメタバースを活用し、人々や情報、新たなアイデアが出会う「場」を提供する。
オンラインイベントのほか、「VR編集部」を通じたユーザーや企業との交流など、これまでのメディアではできなかった取り組みを展開する。