メタバース活用法さまざま レーシングゲームの再現から医療相談まで
「メタバース」(仮想空間)の意味は幅広い。個人ユーザーが生み出す娯楽的なワールドを指すケースがあれば、企業や組織が業務の一環で自社のサービスを提供する仮想空間を指すこともある。
今週のJ-CASTトレンドでは、ユーザーがレーシングゲームを題材に作ったエンタメ性の強いメタバースや、医療機関が運用する仮想の「在宅診療所」について取り上げた。
無料で利用可能なメタバース
■「頭文字D」3D空間で再現 レーシングゲーム好きメタバースクリエイター
メタバース上には、無料で利用可能ながら、市販のゲームのような体験ができるワールドを公開する人が大勢いる。「頭文字D」シリーズをはじめ、レーシングゲームのコースをモデルにしたワールドを作り続けるインドネシア在住の「Jintei」さんはそのひとりだ。ヘッドライトが照らす夜の山道、VRコントローラーでハンドルを握り、ドリフト走行。「走り屋」の気分になれる仮想空間をいくつも公開している。
■在宅診療所「メタバース」空間にオープン 匿名で病状や健康相談できる
メタバース内で医療に関する相談ができるサービスが始まった。医療法人財団「しろひげファミリー」の「メタバース しろひげ在宅診療所」だ。そのメリットは、外出が難しい人や来院にハードルの高さを感じる人でも、匿名かつアバターの姿で気軽に相談できること。精神病や服薬に関する悩み、日常的な健康相談まで受け付ける。利用は無料だ。
福井に未進出だった「イオン」の名
■「イオン」福井に「初」登場 かつて「ジャスコ」はあったけれど
総合スーパーで知られる「イオン」が、福井県に進出する。2024年夏以降に「イオンスタイル」をオープン予定だ。前身の「ジャスコ」以来、20年ぶりの進出となる。
■「シャネル」限定版コンパクトミラー転売に 定価の4倍、2万5000円超も
高級ブランド「CHANEL(シャネル)」が23年7月7日に新たなコンパクトミラーを発売した。通常の鏡と拡大鏡がセットになった「ミロワール ドゥーブル ファセット」だ。取り扱い店舗は東京・表参道の「シャネル ビューティ ハウス」と公式ECサイト「オンライン ブティック」のみ。やはりと言うべきか、さっそく高額転売の餌食になっている。
急増するのは「コロナ」だけでなく
■コロナ46都道府県で増加している もうすぐ夏休みも...政府は「9波」否定
新型コロナウイルスの感染拡大は今なお続く。23年7月7日の厚生労働省の発表によると、6月26~7月2日に全国約5000の定点医療機関から報告された新規感染者数は計3万5747人。千葉県や岐阜県など、複数の県で増加傾向が顕著になっている。
■ヘルパンギーナ過去10年で最多の流行 25の都道府県で警報レベル
夏風邪の一種、「ヘルパンギーナ」は過去10年で最多の流行状態となっている。主に5歳以下の子どもがかかりやすく、発熱、口内の水ぶくれ、のどの痛みといった症状を伴う。 新型コロナに加えて、ヘルパンギーナの流行で、各地の小児科医院は患者が急増し対応に追われている。