アンジャッシュ渡部はYouTubeで生き返る テレビ以外で復活の道

   芸能人は、イメージが大事。テレビで活躍していても、不祥事を起こせば活動停止を余儀なくされる。昔であれば、表舞台から一切姿を消してしまうこともあったが、最近では、YouTubeに活路を見いだす人も......。

   お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんも、その1人。2023年4月に始めたYouTubeチャンネル「アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組」が、好調な様子だ。

渡部建さん(2017年撮影)
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再生回数20万回

   渡部さんは、2020年6月に「週刊文春」に不倫問題を報じられ、テレビでの活動を自粛。22年にはテレビ復帰を果たしたが、現在も出演は少ない。

   一方、自身のYouTubeチャンネルは2023年6月23日現在、チャンネル登録者7万人を超えている。テレビで得意としていたグルメ番組になっているが、事前のアポイントメントは取らず、渡部さん自ら取材許可を交渉するスタイル。

   公開されている動画は、「ショート」を除いていずれも、再生回数が20万回程度と、登録者数を大幅に超えている。コメント欄では、「久々に見(ら)れてうれしい」「食レポうまい」と称賛する声が多い。

   渡部さんのほかにも、YouTubeで活躍している芸人はいる。お笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱さんだ。2006年に不祥事を起こすと、当時所属していた吉本興業から契約解除された。2015年に芸能活動を再開し、今ではテレビ番組に出演することはあるが、本数が多いとはいえない。

   一方で、「極楽とんぼ山本圭壱 けいちょんチャンネル」を2017年に開設。23年6月23日現在、登録者数は52万人を超え「人気YouTuber」となっている。

何度も事故を起こし

   お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦さんも、YouTubeに活路を求めた。2017年に2度の交通事故を起こし、所属していた「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」により、謹慎処分を受けていたのだ。翌年10月に活動を再開するも、テレビの露出は激減した。

   19年、YouTubeチャンネル「堤下食堂」を開設した。現在までに、チャンネル登録者数は39万人を数える。しかし、22年6月にも再度交通事故を起こし、以後は動画の更新がストップしたままとなっている。

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