「池の平ホテル」宿泊体験 リニューアルした館内のお勧めポイントは
白樺湖畔に高原寮として開業してから70年あまりの、池の平ホテル(長野県立科町)。本館が2023年4月22日にリニューアルオープンし、このほどJ-CASTトレンドが宿泊体験した。
特に印象に残った、お勧めポイント「ベスト5」を紹介しよう!
サウナから山と湖を一望
池の平ホテルは八ヶ岳中信高原国定公園内に位置するため、かつては5階までしか建てられなかった。その基準が変わり、リニューアルでは10階建てがかなった。今回宿泊した客室から見えた白樺湖の景色は、以前はドローンでしか楽しめなかったのだ。
お勧めポイント5つのうち、ひとつ目は、湯浴み着で利用できる混浴スペース「湖畔混浴 空」だ。新本館3階の温泉「湖天の湯」の中にある。
扉を開けて露天風呂まで進むと、湖と一体化したインフィニティプールのような造りに。温泉から1段高くなった脇の椅子に座ると、足湯状態で湖を渡る心地よい風を体いっぱい感じた。
露店風呂の上の階には、男女一緒に利用でき、12人が入れる広いフィンランドサウナ「展望サウナKu」がある。前面は大きなガラス張りで、山と湖を一望できる。
2つ目は「湖天の湯」だ。水風呂を除く全ての浴槽は、天然温泉で満たされている。檜の香りがたっぷり楽しめる「木の湯」と重厚な雰囲気の「石の湯」があり、男女入れ替え制なので時間を変えて両方入れる。広々とした内湯や露天風呂、フィンランドサウナ、そして水風呂も。澄んだ空気の屋外に休憩できるスペースがあるのも、うれしい。
ダイニングは広々490席
3つ目は、1階にあるホテルダイニング「FOOD HALL湖畔の風」での朝食と夕食。いずれもビュッフェ形式だ。
夕食には刺身や肉の鉄板焼き、寿司、デザートなどが専門店のような設えで提供される。和・洋・中華、カレーまで用意されていて、品数豊富で目移りする。
白樺湖に面して大きなガラス窓が設置されていて、湖が正面に観えるので、開放的だ。490席用意されているが、コーナー毎に雰囲気が違うので、落ち着いて食事ができる。
4つ目は、屋内温泉街「しらかば仲見世」。
「ちょい飲み」できるカウンターや射的で遊べるコーナーがあり、信州のお土産を買える一角。ここでしか販売されていない商品も多い。祭りばやしが鳴り響く、ワクワク感がたっぷりのコーナーだ。
最後のお勧めポイントは、子ども仕様。温泉には「木の湯」「石の湯」共に子ども専用の風呂があり、洗い場はファミリー用のエリアも用意されている。着替えスペースにも、もちろん子ども用スペースが。ビュッフェ会場にも子ども用エリアがある。
「しらかば仲見世」の祭りコーナーでも、子どもの笑顔が見られた。従来からファンが多いファミリー層に手厚く配慮しているようだ。
ホテルは段差を極力なくした造りになっており、カップルや夫婦で、また、ファミリーで、と、年齢を問わずあらゆる層が楽しめる。