バーガーキングのゲームアイテム集めたいが 店が遠すぎる北海道民の試練

   「バーガーキング」が、ゲーム「ディアブロIV」とコラボした企画を実施中だ。2023年6月9日から、特定のバーガーのセットを購入すると、ディアブロIVで使用できるゲーム内アイテムがもらえるのだ。

   ただ、バーガーキングは地域によって店舗数がまばらだ。北海道など地方に住んでいる人はアイテム集めに苦労するかもしれない。県によっては、店舗自体が存在しない。

バーガーキングで「ディアブロ Ⅳ」ゲーム内アイテムもらえるけど (写真は2023ネ6月7日付ビーケージャパンホールディングスの発表から)
「リリス・スパイシートマトダブルワッパーチーズ」「ディアブロ・ガーリックダブルチーズバーガー」がキャンペーン対象
Read more...

スキー場の店舗はすでに営業を終了

   ディアブロIVは6月6日に発売されたアクションRPG(ロールプレイングゲーム)。キャラクターの見た目を自由にカスタマイズでき、旅の途中で見つけたアイテムからお気に入りの装備を見つけるのも楽しみ方のひとつだ。

   バーガーキングは、6月9日からディアブロとコラボした「リリス・スパイシートマトダブルワッパーチーズ」「ディアブロ・ガーリックダブルチーズバーガー」を期間限定で販売している。期間中、これら2種のバーガーのいずれかを「セット」で注文すると、ディアブロIV内のアイテムが手に入る「シリアルコード入りカード」(数量限定)がもらえる。

   アイテムは、「兜(かぶと)」「胸の鎧」「手袋」「ズボン」「ブーツ」の全5種類だ。店舗ごとに、もらえるアイテムは異なる。例えば東京都の秋葉原昭和通り店なら「ブーツ」が、渋谷センター街店なら「手袋」が手に入る。

   5種のアイテム全てをそろえると、「不気味な渋面(じゅうめん)」というコスメティック(着せ替え衣装)が手に入る。

   地方によってはこのアイテム、入手難易度が急激に高まる。たとえば鳥取県では米子市の「米子」店、鹿児島県では姶良市の「イオンタウン姶良」店しか、県内に店舗がない。両エリアの県民は、外に出なければ「兜」アイテムしか手に入らない。

   長野県では、1店舗だけ、小谷村に「栂池雪の広場」店を構える。スキー場に併設されている店舗だが、繁忙期のスキーシーズンは過ぎたせいか、すでに2023年の営業は終了してしまっている。

コンプリート自体は可能だけど

   沖縄県は、浦添市内にある「屋富祖」店(兜が入手可能)しか店がない。5種をコンプリートしようと九州へ移動しても、そもそも九州には福岡県(胸の鎧、手袋)と鹿児島県(兜)にしか店舗がない。

   仮に単純に東進し広島県(3店舗)に入っても、胸の鎧、兜、ズボンしか提供されておらず、「ブーツ」が手に入らない。7店舗を擁する兵庫県まで行けば、ようやくブーツを含めた5種がそろいそうだ。

   北海道には5店舗あり、各店のアイテムに「ダブり」はない。道外に出ずとも、5種類がコンプリート可能だ。問題は、北海道という土地のスケール感だ。

   店舗構成は、札幌市内の「札幌白石」、「新さっぽろサンピアザ」店、小樽市の「JR小樽駅」店、帯広市の「帯広」店、そして釧路市の「フレスポ釧路文苑」だ。

   西端のJR小樽駅とフレスポ釧路文苑を結ぶと、車で338km(キロメートル)、4時間以上かかる。新千歳空港と釧路空港を使っての空路利用も、移動の選択肢に入る距離だろう。

   なお現在6月9日、バーガーキング公式サイトを見る限り、店舗は28都道府県に展開。先述通り長野県の店舗は営業終了期間のため、27都道府県でディアブロのシリアルコード入りカードがもらえる。

注目情報

PR
追悼