小豆島・妖怪美術館が5周年 ユニークなイベント続々、中身を詳しく聞いた
妖怪美術館(香川県土庄町)は、2018年の開館から5周年を迎える。23年4月21日~24年3月31日を「アニバーサリーイヤー」として、さまざまな催しを行う。
夏には「きもだめしナイトツアー」
期間中は限定グッズやスペシャルドリンクを用意。また、各種イベントやツアーが行われる。
また5周年記念として年4回、同館館長・柳生忠平さんと怪談話を楽しむ「妖怪百物語」を開催する。
J-CASTトレンドは妖怪美術館の広報にメールで、実施イベントについて取材した。
発表資料にある「夜の妖怪美術館きもだめしナイトツアー」について、詳しい内容を質問した。広報によると、閉館している妖怪美術館5号館「二葉食堂」が舞台で、「不思議なサプライズ体験ができる」期間限定のミステリアスな体験型スペシャルイベント。5号館は通常見ることができないが、スタッフが案内役となり、参加者を館内に入れてくれる。妖怪アートの鑑賞もできるという。
ツアーの開催日は2023年7月15日、16日、22日、29日、8月5日、11日、12日、13日、19日の9日間だ。
「チョーケシ」は「帳消し」!?
実施される季節の祭りのひとつ、「チョーケシまつり」についてもたずねた。開催日は今年後半の2023年11月11日~12月24日となっている。これは、今年自分に起こった嫌な出来事や過ちを妖怪のせいにして、「帳消し」にするイベントだ。
メインは「チョーケシにしたいこと大賞」で、帳消しにしたいエピソードを広くSNSなどで一般から募集。大賞に選ばれた作品は、妖怪画家でもある柳生忠平館長が作品を妖怪化し、会場でライブペイントで描くとの説明だ。また妖怪美術館のオリジナル曲「チョーケシのうた」の歌詞に採用される。
妖怪美術館は、2013年に開始された妖怪造形作品のコンテスト「妖怪造形大賞」の開催に伴い、その応募作品を中心に18年に開館した。