「PS5」もはや転売しても赤字 定価割れでも出品せざるをえない?

   「プレイステーション(PS)5」は今や、多くの家電量販店のECサイトに新品の在庫があり、抽選を受けずとも購入可能だ。フリマサイトでは2023年4月6日現在も新品や未使用品の転売が起きているが、状況が変わっている。

   もはや「転売品の方が安い」事例があるのだ。

プレイステーション5 転売品の方がお得な時代か
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5万5000円の出品も

   23年1月上旬、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのジム・ライアン氏が技術見本市イベントで「これから先、PS5を欲しい人が世界中の販売店で簡単に見つけられるようになるはずだ」と「宣言」してから約3か月が経つ。

   言葉通り出荷数が増えたのか、4月6日現在、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ジョーシン、ヤマダ電機といった家電量販店のECサイトや、「楽天ブックス」では、PS5通常版が注文できる。

   PS5通常版の定価は6万478円(税込、以下同)。メルカリ上で状態が「新品、未使用」との条件でPS5を調べてみた。ゲームソフトと本体のセット品もあり、一概に高いとは言い切れないが、約9割の商品は6万円以上と設定されている。

   しかし、先頭から118品のうち、11品のPS5は5万5000円~5万9000円で出品されている。「定価割れ」だ。割安なためか、いずれも売り切れている。

   同じくフリマサイト「PayPayフリマ」でPS5通常版を調べた。先頭100件の出品のうち2件は6万円を下回っており、それぞれ5万9800円と5万9500円だ。一時のフリマサイトでは9万円以上の高額出品が常態化していたことを思えば、転売相場は大きく下落している。

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