NFT「marimo」育ててかわいい 販売利益約234万円を保護基金へ寄付

   テクノロジー関連事業を手掛けるアル(東京都渋谷区)は、2023年3月29日の「マリモの日」に合わせて、約234万円を釧路市マリモ保護基金へ寄付すると発表した。寄付金は、成長するNFT「marimo」の販売によって発生した利益の一部。マリモの保全と研究推進のために活用される。

   「マリモの日」は、北海道・阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されたことを受けて、1952年3月29日に制定された。

色と形の組み合わせは1000種類
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1年でオリンピックメダルサイズに成長

   「marimo」は、時間経過で成長するNFT。長期間保持し、大きく育てることを楽しめる。金魚鉢のような丸い水槽に浮かぶ「marimo」は、15時間に0.01㎜(ミリ)ずつ成長し、1年でオリンピックメダルほどのサイズになる。

   水槽には「水の透明度」の概念があり、水がきれいな状態の透明度100%(パーセント)から、24時間ごとに1%ずつ下がる。100日間水をかえないと、透明度は0%になり、「marimo」の成長が止まってしまう。

   水かえにはガス代(ブロックチェーン技術の利用手数料)が必要だが、NFTの所有者以外も水を交換でき、履歴も残る。

   「marimo」は2022年9月にリリースされ、一般販売開始後7分で1万点が売り切れた。現在は、NFTマーケットプレイス「OpenSea」で二次流通しているものを購入できる。

   29日時点で最安価は0.0072ETH(イーサリアム)で、日本円にして1700円ほどだ。

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