ミュージカル俳優からミュージシャンへ 「増田桜美」音楽の道選んだワケ
若手アーティストを熱く応援する音楽バラエティーラジオ番組「DJ Nobby's Tokyo LIVE!!」のメインパーソナリティー、DJ Nobbyさんによる新連載。全国放送の同番組に出演した「近未来のトップアーティスト」の素顔を紹介します!明日にも人気沸騰する逸材が登場するかも...?
DJ Nobbyです。第19回のゲストは、シンガーソングライター「増田桜美(ますだ・はなみ)」さんをお招きしました!
幼少期に「劇団四季」の舞台へ
ラジオへの出演経験はあるものの、大変緊張した面持ちでスタジオにお越しくださった増田さん。実はシンガーソングライターとしての活動を始める前、幼少期よりミュージカル俳優として活躍していました。
「劇団四季」を初めとした、数々の大舞台に立ってきた方でもありますので、「ラジオで緊張することはないんじゃないですか」とNobbyが聞くと、「舞台は決まったことをやっているだけですから!」と意外な視点からの答えが返ってきました。
「そのまま舞台俳優として進むことも考えたんですが、音楽ユニットをはじめてみて『自分にしか務められないことで成果を出していきたい』と思ったことが決め手になった」
といい、声楽を本格的に学ぶために音大付属の中学へ入りました。
最初にミュージカル俳優を志した理由を聞くと「母が私の知らないうちにオーディションに応募していたんです」とのお答え。番組コーディネーターのぴんくさんは「それってホントにあるんだ!」と、想像を超えるきっかけに驚きを隠せない様子でした。
元々キティちゃんが大好きだった、増田さん。「サンリオピューロランドのパレードに出てみたい!」という娘の憧れをご両親が知り、芸能事務所に応募。トントン拍子に話が進んだそうです。
ただ、ピューロランドのパレードにはまだ出演できておらず、悔しさを滲ませていました。
ミュージシャンになって「広がった」こと
では、ミュージカル俳優とミュージシャンのギャップとは何か。そう尋ねると、増田さんは
「ミュージカルはお客さんに向けて歌うと言うよりは、作品の世界観の中で演じているんですね。客席の方を見るのはカーテンコールの時ぐらいしかなくて」
と教えてくれました。歌いながらお客さんと目を合わせるミュージシャンとは、視線の配り方が全然違うそう。
使用するマイクも、舞台とライブハウスでは大きく異なります。舞台は一定以上の声量が求められるのに対し、ライブハウスのマイクは小さな声もよく拾うため、「表現の幅がとても広がったと感じている」と話します。
そんな増田さんは3月4日に初めてのフルアルバム「Hanauta!」をリリースしました。魅力が一杯につまった新譜を、ぜひ手に取ってみてください!
ちなみに、「増田桜美」は本名。「今の季節にぴったりのお名前ですね」と聞くと、実は収録直後の3月17日がお誕生日だとわかり、スタジオは大盛り上がりとなりました。さらに詳細な話はアーカイブにて。
という一言がきっかけで幼少より芸能事務所に所属し、ミュージカルなどの舞台をメインに活動。
中学より音大附属に通い、高校から声楽を学ぶ。
大学在学時よりボーカルデュオのユニットとしてライブやイベントの出演、CD発売や楽曲配信などの活動を行うが、2021年よりユニットが活動休止となる。
現在はシンガーソングライターとしてのソロ活動をメインに、2021年7月よりアコースティックユニット『YOLNEL』のボーカルとしても活動を行なっている。
主な出演作品
イマジンミュージカル「レ.ミゼラブル 少女コゼット」 主演
松竹(株) ミュージカル「ジェーンエア」 幼いジェーン
劇団四季ミュージカル「サウンドオブミュージック」 次女ルイーザ
ホリプロ「NO STAGE NO LIFE! ミュージカルを止めるな!」
...他
金融機関勤務の知見を生かし、音声配信プラットフォーム「Voicy」でフォロワー7万9000人に向けて「きのうの経済を毎朝5分で!」を配信中。