大谷翔平とチェコ代表が交わした「約束」 明かされた会話の中身

   WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)チェコ代表と侍ジャパンの交流が話題だ。2023年3月11日、チェコ対日本の試合の四回裏、侍の攻撃の場面。三塁への盗塁に成功した大谷翔平選手へ、チェコのフィリップ・スモラ三塁手が話しかけるシーンがあった。

   スモラ選手と話しながら自身のユニホームをつまみ、何やらうなずく大谷選手。日本の野球ファンの間では「チェコの選手が大谷選手のユニホームを欲しがったのではないか」との見方が出た。

野球を通して、国を越えてつながる(写真はイメージ)
野球チェコ代表のインスタグラムには大谷翔平選手とサイン入りユニホーム
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同じ背番号の縁で

   J-CASTトレンドがチェコ野球協会に取材を申し込むと、チェコ野球代表のWBCに関する広報を担当している人物から回答があった。

   話によると、4回裏の場面でスモラ選手はもともと大谷選手にユニホームが欲しいと願い出たのではなく、互いの背番号が同じ16だと話しかけたのだという。この会話がきっかけで、両選手はサインを贈り合うことになる。

   その後、チェコ代表のサポートをしている元プロ野球選手・田久保賢植氏の主導で、こんなイベントが行われたと担当者は続ける。チェコ代表チーム全体が大谷選手と会い、選手のサインの入ったユニホームをプレゼントしたのだ。これに対し、大谷選手は、今度はチェコ側に日本選手のサイン入りユニホームを贈ると約束したとのことだ。

公式インスタにサイン入りユニホーム写真

   野球チェコ代表によるインスタグラムの3月14日付投稿は、大谷選手から試合中三振を奪ったチェコのオンジェイ・サトリア投手と、大谷選手の2ショット写真を投稿。大谷選手は、チェコ代表メンバーのサインがいくつも入った、チェコ代表のユニホームのシャツを手に持っている。前述のプレゼント会のときの写真だろうか。

   投稿は「サトリア投手は男(大谷選手)を三振に打ち取った後、チェコチームのサインの入ったユニホームでもてなした(編集部訳)」と冗談めかしつつ、日本の準々決勝への幸運を祈る言葉が添えてある。

   3月15日付の野球メディア「Full-Count」記事によると、帰国を前に侍ジャパンの練習を訪れたスモラ選手らチェコ代表は、ユニホームやバットなどをもらった。スモラ選手も、大谷選手のサインボールを贈られたという。約束は果たされているようだ。

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