WBCグッズに長蛇の列 抽選券「5000番」まで早朝に配り終え
「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」が開幕した。日本代表「侍ジャパン」の初戦が行われる東京ドームでは、それに先駆けてオーストラリアと韓国が2023年3月9日正午から対戦していた。
試合中、球場横ではグッズを買い求める人、人、人――。
並んでいたのは「幸運」な人だったが
ツイッターでは、東京ドーム周辺で一夜を過ごす「徹夜組」、さらには「始発組」の様子が複数報告されていた。中には、長蛇の列になっている待機列を画像付きで報告する投稿も。
J-CASTトレンド記者は3月9日13時ごろから、東京ドーム周辺の様子を取材した。この日の東京都心の気温は20度を上回り、日差しもまぶしかった。
既にオーストラリア-韓国戦は始まっていたが、場外のグッズ売り場の待機列は長い。この時、スタッフに呼ばれていたのは抽選券番号「2250」だった。周辺を見ると、番号を呼ばれるのを待っているのか、折り畳み椅子や小さめのブルーシートの上、果ては地面にじかに座る人が多数。欄干や壁に体を預けている人も多かった。待ちくたびれたのか、うつむいてじっとしている人も。
つまりこの時間は、手ぶらで来てお目当ての品が買える段階はとうに過ぎていたのだ。何時間も前に抽選券を配り終えており、券がなければ列にすら並べない。記者が見た行列は、その番号を手にした人たちだった。
事情を知らずグッズを当日購入しようと思っていたのか、スタッフに話しかけて並ぼうとする人もチラホラ。「ここは抽選券番号を持っている人だけが並べます」「お持ちでない方で、購入を希望する場合には、番号を持っている人の購入が終わった後です」と言われていた。聞くところによると朝6時には、番号は5000番まで到達したそうだ。
現場を離れようとした13時半ごろ、ちょうど「2600番」がコールされた。最後の5000番までは、まだ長時間待つことになりそうだった。