卵不足がオムライス専門店を直撃 一部商品・サービス休止が出てきた

   鳥インフルエンザの感染拡大により、飲食店では、鶏卵を原料に使った一部メニューが提供・販売中止になる例が出ている。

   卵が主役の「オムライス専門店」でも、影響が深刻化し始めたようだ。

卵が重要なオムライスにも影響が…(画像はイメージ)
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オンラインショップの商品が対象

   オムライス専門のチェーン店「ポムの樹」を展開するポムフード(本社・鹿児島)は、「深刻な卵不足の状況」から、ポムの樹公式オンラインショップでの販売商品の取り扱いを2023年3月1日から一時休止すると、2月21日付で発表した。

   実際、オンラインショップの商品一覧を選択してみると、「該当データがありません」という文面が出てくるのみだ。

   また、同じくオムライス専門のチェーン店「神田たまごけん」では、トッピングメニューとして提供している「たまご2倍」について、「当面の間」販売を休止する。同店を展開するTGK(東京都豊島区)が2月14日、公式サイトで知らせた。

価格も高騰、メニュー値上げも

    FBS福岡放送の2月20日付動画記事で、神田たまごけん・福岡大名店の中島達也代表が取材に答えている。「だいたいは2~3箱で足りるのですが、卵不足で入荷しないことがある」と明かしていた。番組ナレーションでは22年12月に、価格高騰ですべてのメニューを50~100円値上げし、今後の鶏卵価格によってはさらに値上げする可能性があるとも紹介している。

   3月2日朝放送の情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)では、東京・足立区のオムライス専門店「kitchenEggs」を紹介。鶏卵の高騰について、同店の神山雅明オーナーは「今、収益出すには、非常に厳しい状況」と答え、「価格改定も進めていかなければならないのかな」と今後について話していた。

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