「紫電改343」連載誌休刊後も続けたい 作者がクラファンで支援募る

   漫画「紫電改343」は、応援購入サービス「CAMPFIRE」で実施中のクラウドファンディングが、目標金額の1200万円を達成した。作者で漫画家の須本壮一さんが2023年2月27日、発表した。

   同作は、2月28日発売号をもって休刊する青年コミック誌「イブニング」で連載してきた。休刊後も完結に向けて制作を進めるため、クラウドファンディングを3月14日まで実施している。

作者の須本壮一氏
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生原稿や直筆色紙がリターンに

   「紫電改343」は、太平洋戦争末期の日本を舞台に、第三四三海軍航空隊に所属する若きエースパイロットたちを描く戦記漫画。2020年8月、「イブニング」で連載を開始した。

   2023年4月には単行本9巻が発売予定で、完結までは残り2巻分、420ページ前後かかる見込みだ。そのため、完結予定までの1年間の制作費を、クラウドファンディングで募っている。

   「CAMPFIRE」では、目標金額1200万円の内訳を説明している。アシスタントや編集者の人件費が約400万円、漫画の印刷や製本代が約250万円、リターン品の制作費用と送料に約50万円、合計約700万円が経費としてかかるという。残りの約500万のうち、324万円は「CAMPFIRE」利用にかかる手数料や消費税の支払いに充てられる。

   当初の目標額を達成した現在は、次の目標を1500万円に設定してクラウドファンディングを続ける。

   返礼品には、オリジナルグッズや完成した漫画書籍の郵送、直筆カラー原稿など、さまざまなリターンが用意される。2023年6月以降、順次配送予定だ。

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