キッコーマン「豆乳飲料」ユニークな味多い 「草のような香り」と言われた過去

   キッコーマンの豆乳飲料といえば「麦芽コーヒー」味や「ココア」味、「バナナ」味など多くの種類があり愛飲者も多い。一方で、たまに発表される新味の中には変わり種も多く、インターネット上で話題になる。

   2023年2月27日に発売される豆乳飲料もかなりの変わり種で「レモネード」に「クリームソーダ」という味の予想がつかない商品に――。キッコーマンに挑戦するワケを聞くと、「ワクワク・ドキドキ」だという。

豆乳飲料に「レモネード」「クリームソーダ」が登場(画像はキッコーマンの提供)
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「手に取るきっかけになれば」

   取材に答えたキッコーマンの担当者によると、23年1月現在、26種類の豆乳飲料を販売している。また、これまでに100種類以上の味を販売してきたという。

   担当者は、「お客様にワクワク・ドキドキしていただける商品になるかどうかを重視しています」と答えた。普段豆乳を飲まない人にも「手に取るきっかけになれば」という思いからで、人気の味や話題の味など、色々な味わいに挑戦してきた。新商品を開発する際には、毎回30種類程度の味を考えている。発売のタイミングなども含めて、試行錯誤しているという。

   過去に販売した豆乳飲料のなかで、反響が大きかったのは「焼きいも」味だという。2007年に発売し、好評を受け、多様な味を展開するきっかけになった。担当者によると、その後も秋冬の季節限定商品として不定期で販売している。

賛否両論だったのは

   また、これだけユニークな味を発売してきた中で、不評だった味についても聞いてみた。担当者は「不評といいますか、様々なコメントで話題にしていただいた」と2018年に販売した「よもぎ餅」をあげた。

   ツイッターで当時の評判について調べてみたところ、「正解」「本物」「意外といける」という意見もあれば、「これはなかなか」「草の味」と賛否両論だった様子。

   担当者は、ワクワク・ドキドキを提供できる商品にするため、味わいの再現度にもこだわっているといい、その上で「よもぎ餅」では、よもぎの香りにこだわった。結果、「『草のような香り』など様々な感想をお寄せいただきました」と答えた。実際、ツイッターでも再現度が高いが故に評価が分かれていたのがうかがえる。

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