Z世代が「おばあちゃんの原宿」で素敵コーディネート 巣鴨で「バラクラバ」探し
こんにちは!テテマーチ社のマーケティング研究室、「lookey(ルーキー)」でZ世代に特化した研究をしている、川又潤子です!
今回はZ世代に人気のファッションアイテムを、おしゃれ大好き武井捺さん(20歳)が、東京・巣鴨で探します。目当ては、目元以外の顔全体を覆い隠す「バラクラバ」と、手や腕を温める「アームウォーマー」。「おばあちゃんの原宿」で、Z世代の心に刺さるコーディネートができるでしょうか。
巣鴨独特の「手作り感」にハマる
巣鴨に降り立つのは今回が初めて、という武井さん。インスタグラムでよく「#おじさんコーデ」を検索し、ファッションの参考にするため、楽しみにしていたそうです。
武井:ハンチング帽のような、おじいちゃんっぽいアイテムや、茶色や深い緑などの渋い色味がかわいいんです。おじいちゃん・おばあちゃんに好まれる渋いものが、たくさん見つかりそうで楽しみです。
巣鴨のメインストリート・地蔵通り商店街を歩くと、厚手のスパッツや暖かそうな裏起毛靴下などの防寒アイテムが、たくさん目につきます。「バラクラバ」と「アームウォーマー」も寒さ対策できるため、期待が高まりますね。
ちなみに、Z世代に人気のSNS「Instagram」におけるハッシュタグ投稿が、「バラクラバ」は2.2万件、「アームウォーマー」は6.5万件もあります。「バラクラバ」はパリ・コレクションの2021-22年秋冬トレンドとして、多くの有名ブランドがこうしたアイテムを使ったコーディネートを発表し、今季、特にZ世代に注目されているのです。
商店街を眺めていて、武井さんはあることに気づきました。
武井:路面店が多い。原宿だとタピオカ店が並んでいますが、巣鴨だと年配者に好まれる、温かいお茶や甘酒のお店になるんですね。
地蔵通り商店街の様子
中には、古着やハンドメイド商品を販売する路面店もありました。
武井:私は、ほかの人と自分のファッションを被らせたくないので、古着やハンドメイド商品が多い巣鴨に、とても魅力を感じます。
フリーマーケットでハンドメイドの帽子を試着する武井さん
ハイブランドも、ファストファッションもあまり着ない武井さんには、巣鴨独特の「手作り感」がハマっているようです。目的の物がなかなか見つかりませんが、路面店ショッピングがはかどります。
1時間探して見つけたものは
武井さんの感性に身を任せ、気になった店舗に立ち寄りながら探し続けること1時間......ついにその瞬間が訪れます。
武井:あ!バラクラバだ!!
店頭で売っていたのは、生活衣料品のお店「マルジ 1号館」。
念願のバラクラバを見つけた武井
今日のコーディネートに合う、黄緑色のバラクラバを確保しつつ、店内をずんずん進んでいく彼女の手には、既に別のアイテムが。
武井:アームウォーマーにそっくりの、かわいいハンドウォーマーを見つけました!
手の甲から手首までを暖かく保つ、ハンドウォーマーを発見
ファッション好きZ世代のコーディネートに合う「バラクラバ」と「アーム(ハンド)ウォーマー」が揃いました。「おばあちゃんの原宿・巣鴨で、Z世代に人気のファッションアイテムを見つけるチャレンジ」は......見事成功です!
武井さんのような「人と被りにくい、手作り感のあるアイテム」に注目するZ世代にとって、巣鴨はおすすめのショッピングスポットと言えそうです。
商店街で買ったものを身に付けた武井さん