まとめて湯せんで3品仕上げる 忙しい人の味方「同時調理」のススメ

   3品同時に調理し、一気に仕上げる「時短テク」がある。袋のラップ「アイラップ」を使うと、例えば(1)鮭の照り焼き風、(2)エビとブロッコリーのアーリオオーリオ、(3)きんぴらごぼう、が一度に完成するのだ。

   忙しい年末年始、時間は有効に使いたい。アイラップ公式ツイッター担当者に、「アイラップを使った同時調理」のポイントや、よく作るメニューを聞いた。

同時調理で一気に完成させた三品(提供:アイラップ【公式】)
深めのフライパンに水を入れ、耐熱皿を下に敷いて湯せん(提供:アイラップ【公式】)
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下処理済み食材使えば、MAX時短

   冒頭の3品は、アイラップツイッターが2021年10月6日の投稿で紹介したアイデア。東北のドラッグストア・薬王堂からの依頼がもととなり、企画したという。ツイートにある手順は以下の通り。

(1)アイラップに、食材と市販の合わせ調味料を入れて、空気を抜いてねじりながら上の方で結ぶ
(2)少し置いて味を馴染ませる
(3)深めのフライパンに水を入れ、耐熱皿を下に敷いて20~30分くらい湯せん(途中でひっくり返すと火の通りが均等になる)

袋の口は結ばない(提供:アイラップ【公式】)

   既出3品の他に、担当者がよく湯せんで同時調理する「おすすめメニュー」が、煮魚オムレツステーキ(インゲン、ニンジン、ジャガイモなどの付け合わせも)だ。いずれも、J-CASTトレンドの連載「アイラップなライフハック」で紹介している。

   同時調理のやり方について、さらに詳しく聞いた。アイラップに食材と調味料を入れるまでの工程は、通常のきんぴらごぼうや照り焼き作りと差はないという。さらに時短したい場合は、「カット野菜や下処理された食材」を使う。

   湯せん中の火加減調整は基本的に不要だが、「沸とうの際、湯の吹きこぼれがないように、最初の火力調整には注意」だ。裏返すタイミングは10~15分くらい。ほぼ手がかからないので、別の作業ができる。

   絶対に守ってほしいポイントは「耐熱皿は必ず敷く」、そして「袋の口を結ばない」こと。

「袋から空気を抜き、ねじり上げるようにして、上部で結びます。これは蒸気で膨らむのを抑えるのと、中に蒸気が充満しても破裂させないようにする工夫です」(アイラップ公式ツイッター担当者)

非常時の備えにも

   同時調理は「時短」だけでなく「防災」にもつながるという。

「同時調理はあくまで手法のひとつです。しかしイザというときに役立ちます。災害などで断水や停電、ガスが止まった際に、カセットこんろと備蓄の水があれば安心です」

   非常時は、水を自由に使えない状況が一定期間続く可能性がある。そうなると、「いかに効率よく水を使い、無駄を省くかが重要」と担当者。備蓄の水がなくなっても、アイラップさえあれば、汲み置きの水や風呂の水で湯せんできる。念のため、アイラップは二重にするとよい。

「イザというときの失敗は、平時と違い、取り返しがつかないこともあります(限りある物資など)。洗い物を減らし、複数の食材を一度に加熱できる本手法は、普段の生活に取り入れて練習しておきたいですね」

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