スプラ3「amiibo」転売にゲーム店が対策 店頭に持参を呼び掛けたモノ
任天堂は「amiibo」というフィギュアを販売している。2022年11月11日には、「ニンテンドースイッチ」用人気ゲーム「スプラトゥーン3」のキャラクターを象った「amiibo」を発売した。同作シリーズのamiiboは、発売のたびに高額転売が起きることでも知られる。
購入の際には店頭までスイッチ本体を持参して――。このamiiboの販売にあたり、和歌山市のゲーム専門店「GENKIぶらくり丁店」はある転売対策を打ち出している。
スプラトゥーン3ユーザーに届ける
amiiboは、対応ゲームソフトと連携できる機能を持つフィギュア。ゲームプレー中にコントローラーなどにamiiboを近づけることで、ゲーム内で特別なアイテムをもらうことができる。
11月11日に発売された「スプラトゥーン3」のamiiboには、「インクリング(イエロー)」「オクトリング(ブルー)」「コジャケ」の3種類に加え、3つがそろった「トリプルセット」がある。トリプルセットの通常価格は5940円(税込、以下同)だが、メルカリでは発売当日から8000~9000円を相場として転売されている。
これを扱う「GENKIぶらくり丁店」は11月10日、「スプラトゥーン3」のamiiboは入荷数が少ないため、購入できるのは来店客1組あたり1個までと店舗ツイッターで説明。そのうえで、
「転売対策の為、お手持ちのNintendo Switch本体を店頭にお持ち頂き、HOMEメニューの『スプラトゥーン3』のソフトアイコンを見せて下さい。お手数をお掛けしますが宜しくお願いします」
と呼びかけた。
スイッチユーザーがゲームソフトを購入すると、スイッチのホーム画面にはソフトのアイコンが表示される。これを確認することで、少なくとも来店客が「スプラトゥーン3を持っている人」なのかを見分けられるわけだ。できるだけ「スプラトゥーン」ファンにamiiboを届けるためのアイデアだ。
少しでも効果があれば...
「GENKIぶらくり丁店」店長に取材した。転売目的ではなく、「(純粋に)欲しい人に買ってもらいたい」と考え対策を設けた。来店客からは「そうしてくれた方が買いやすい」といった好意的な反応が出ていると話す。
いかなる対策を行なっても完全に転売を根絶するのは難しいが、「少しでも(転売目的での購入が)減ればいいかな」と考えているとのことだ。