懐かしい!ロッテ「コーヒーガム」令和に復活 世代を超えて「推し」多く

   ロッテの板ガムから「コーヒーガム」が、復活する。1962年~1990年頃まで発売していたレトロガムで、2022年11月22日に発売される。

   終売から30年近く経つが、10年前には一時的に復刻発売するなど、根強い人気を誇る商品だ。今年4~5月にロッテが開催した「あなたの推しガム総選挙」で全10商品中、1位に選ばれている。

「レトロガム」が数量限定で復活に
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全投票数の約3割を獲得

   リリースによると「コーヒーガム」は、当時のロッテのガム担当研究員が子どもに「コーヒーを飲むという大人の体験をさせてあげたい」との思いから誕生。幅広い世代で人気を博していた。今回の復活にあたり、発売当時と同じく、リアルなコーヒー感を出すためにコーヒー粉末を使用。また、子どもでも楽しめるように甘く、ミルクを感じられる味わいになっている。

   「あなたの推しガム総選挙」では「40~60代」の圧倒的支持を得て、総合順位1位輝いている。世帯別順位では、「40~60代」で1位、「10~30代」と「70代以上」でも2位に食い込んだ。

   ガムとしては変わったフレーバーの「コーヒーガム」は、なぜここまで愛されているのだろうか。ロッテ広報に取材すると、全投票数の約3割がコーヒーガムだったと明かした。確実な支持を得ているのがわかる。

   推しポイントは、「フルーツガムとは明らかに違う、一線を画したコーヒーの味わいと香り」との話だ。

子どもの頃のよき思い出の中にある

   支持されている理由は、「『まるでコーヒーを飲むような、子どもの頃のちょっと背伸びをした思い出』など、お客様の子どもの頃のよき思い出の中にコーヒーガムがあった」という点もポイントだと、ロッテでは考えているそう。

   リリースでも、「コーヒーっておいしい!と初めて思ったのがこのコーヒーガムでした」、「おやつにコーヒーガムをおねだりしていた小学生時代を思い出すと胸がきゅっとなります」などの声が実際に届いたと紹介している。

   一方で、通常販売されていた時代を知らない若い世代からも人気がある。ロッテ広報は、「現在はフルーツ系やミント系のガムが多い」ため、当時を知らない人は「どんな味がするんだろう」と興味を持っているようだとした。

   なお今回は「完全復活」ではなく、数量限定での販売になるそう。想定小売価格は118円前後(税込み)。

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