土屋鞄からiPhoneケースやウォレットバッグ レザー代替素材「Mylo」を使う

   土屋鞄製造所(東京都足立区)は、キノコの菌糸体から生まれた「Mylo」(マイロ)を使った「ハンディLファスナー」「ウォレットバッグ」「iPhoneケース」を、2022年12月15日に一部直営店舗とオンラインストアで発売する。先着順、数量限定。

新素材の風合いを味わえる3種
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「菌糸体」由来の素材

   「Mylo」はキノコ等の体を構成する組織体である「菌糸体」由来の素材。本革を思わせるソフトな手触りと上質な風合い、強度を実現している。その一方、生育は100%再生可能なエネルギーで動く垂直農法施設で行われており、必要なものは水・空気・おがくず等のマルチング材のみ。2週間足らずの短期間で生育可能なため、安定して供給できるレザー代替素材として期待されている。


   「ハンディLファスナー」(4万8400円)は同社定番のミニ財布。外装と内装にMyloを使った、贅沢な仕様だ。コンパクトながら紙幣・小銭・カードが入り、L字型ファスナーで視認性も高い。「ウォレットバッグ」(4万6000円)は、「objcts.io」ブランドの人気製品にMyloをあしらった。スマートフォンポーチ兼財布となる、動物性素材不使用のスマホショルダーだ。正面・内ポケットにはMylo、背面・ショルダーストラップ等には人工皮革「タフガード」を使っている。「iPhoneケース」(1万6800円)はアクセントとしてMyloのテクスチャーを採用した。シンプルなデザインが素材の特徴を引き立てている。本体にリサイクルプラスチック素材も50%取り入れた、エコフレンドリーなケースだ。MagSafe対応。

   販売に先駆け、12月28日まで、実物の雰囲気を手に取って感じられる店頭展示イベントを開催する。価格はいずれも税込み。

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