NHK受信料1年半分「実質無料」と計算 チューナーレス「Smart TV」アピール
地上波放送が映らない「チューナーレステレビ」。商品説明に、「毎月のNHK受信料2220円の1年半分で実質無料!」と掲げる製品が登場している。
セキュリティーソフトなどを扱うBBソフトサービス(東京都港区)が、2022年10月20日に自社運営のECサイト「+Style」で販売を開始した「SmartTV」だ。
43型で4K画質
もともとSmart TVは、同名の企業(本社:東京)が7月15日に発売したチューナーレスのスマートテレビ。テレビ向け基本ソフト「Android TV」を搭載し、インターネット上の動画コンテンツを楽しめる。
この製品を今回、BBソフトサービスが「+Style」上で取り扱うようになった。43型の液晶モニターで4K画質に対応。購入者特典として、動画配信サービス「U-NEXT」を3か月間無料で利用できるという。
受信料「2220円」の根拠
「+Style」内での商品説明によると、チューナーレスのため、ワンセグやカーナビゲーションを含め、チューナー付きテレビをすべて、処分すれば「受信料(2220円)」は不要と説明。
なお商品説明にあった2220円という金額だが、NHK公式サイトによると、受信料には複数の種類があり、放送契約の種別や支払い方法によって料金が異なる。「衛星契約」を「継続振込」で支払う場合の月額料金が、この「2220円」に該当する。
「+Style」の「Android TV」は通常価格 4万5000円(税込)のところ、10月21日現在は割引価格の3万9900円(税込)で販売している。
上述通り、NHKを解約すれば受信料が浮くという意味合いなのか、「毎月のNHK受信料2,220円の1年半分で実質無料!2220円 × 18ヶ月 = 39,960円」とアピールしている。
ただし、SmartTVはNHK解約を「促進するものではありません」とも付け加えてある。