「ひよこフィルター」スマホ版出た 苦手な言葉を全部「ぴよぴよ」に変換
インターネット利用中に出てくる苦手な言葉を、「ぴよぴよ」というフレーズとひよこの絵文字に変換できるツールがある。アプリ開発会社「bondavi」(横浜市)が2022年8月25日に公開した「ひよこフィルター」だ。
もともとはパソコン(PC)向けのツールだったが、8月31日までにスマートフォン版をリリースした。
「iPhone」版では実現困難だったが
ユーザーにとって苦手なフレーズが目に付かないようにし、「現代人を傷つく言葉から守るサービス」。斬新なツールとしてツイッター上で話題になっている。
当初はパソコン版「Google Chrome」などのウェブブラウザーで動作する拡張機能だった。ツールの設定で苦手な言葉をあらかじめ登録しておくと、ウェブページに表記されている該当ワードがひよこに変換される。
bondaviの8月31日付発表によると、 PC版の公開後「スマホでも使いたい」という要望が多く寄せられたのだという。同社は当初、「iPhone」版は技術的な理由で開発が難しいと考えていた。ただiPhone標準ブラウザー「Safari」 であれば実現できるとわかり、開発に成功したとのことだ。
iPhone向けアプリをダウンロードし、アプリ上の手順に従うことで、Safari上でひよこフィルターを利用できる。
「疲れ」がひよこに
実際に記者も利用した。インストール後、「Safari」の検索窓の左側のマークをタップ。表示される項目の中からひよこフィルターを選んだ後、変換したい苦手な言葉を入力し、追加する。
試しに「疲れ」という言葉だけを登録し、「疲れた」とグーグル検索をする。確かに、検索結果ページから、「疲れ」に該当する部分だけが「ぴよぴよ」およびひよこの絵文字に置き換わった。
発表によレバ、「言葉の問題に悩んでいる人がいたら、誰にでも使ってほしい」 との思いから、同ツールは完全無料で公開している。
Androidについては、「Kiwi」 というブラウザを使い、拡張機能としてインストールすることでひよこフィルター」を利用できるとのことだ。