「24時間テレビ」ジャニーズいつ定着 開始から長らく「メイン」じゃなかった
日本テレビの「24時間テレビ 愛は地球を救う」。今年は2022年8月27~28日に放送された。「メインパーソナリティー」はYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」のメンバー・二宮和也さん、中丸雄一さん、山田涼介さん、菊池風磨さんが務めた。
近年、ジャニーズ事務所所属タレントがメインパーソナリティーを務めるのが恒例になっている。番組開始当初は、そうではなかった。いつ頃からレギュラー化したのだろう。
「初」はSMAP
「24時間テレビチャリティー委員会」公式サイトを見ると、第1回が放送された1978年から94年まで、進行役にジャニーズタレントの名前はない。初めて「番組パーソナリティー」を務めたのは、1995年のSMAPだ。のちにグループを脱退する森且行さんも、当時は在籍していた。
1年おいて97年に、デビューしたばかりのKinKi Kidsが番組パーソナリティーとなった。この年は、マラソンランナーに当時TOKIOの山口達也さんが抜擢されていた。翌98年にはTOKIOが番組パーソナリティーに、マラソンランナーはV6・森田剛さんが選ばれている。なお、チャリティーランナーにジャニーズアイドルが起用されたのはこの2年だけだ。
2000年にV6が番組パーソナリティーに就任したが、その後2年はジャニーズタレントの起用はなし。ここまでは比較的、「出たり、出なかったり」だったのだ。
本格的にレギュラーになったと言えるのは、2003年にTOKIOが「メインパーソナリティー」として登場してからだ。以降、ジャニーズがメインとなるのが恒例となった。
嵐はグループで5回起用
なかでも嵐は、2004年を皮切りに08年、12年、13年、19年とメインパーソナリティーに起用されている。TOKIOは先述した1998年(当時は「番組パーソナリティー」)、2003年に加えて2010年にも務めた。NEWS、V6、関ジャニ∞はそれぞれ2回ずつグループとして登場している。なお、V6の2回目は後輩・Hey!Say!JUMPとの共同パーソナリティーだった。
KAT-TUN はデビューしたばかりの2006年に、そして翌年はタッキー&翼が務めている。18年にはSexyZone、21年にはKing & Princeがそれぞれ抜擢された。
一方、2022年までに「メインパーソナリティー」となっていないグループもある。
22年までにCDデビューしたなかで、該当するのは6組。デビュー順にKis-My-Ft2(2011年)、A.B.C-Z(12年)、ジャニーズWEST(14年)、SixTONES(20年)、Snow Man(20年)、そしてなにわ男子(21年)だ。