「TikTok狙い」で作曲、想定通りに大反響 坂田穂乃花は「愛と毒」を歌う
【連載】DJ Nobbyの「未来のスターがやってきた」若手アーティストを熱く応援する音楽バラエティーラジオ番組「DJ Nobby's Tokyo LIVE!!」のメインパーソナリティー、DJ Nobbyさんによる新連載。全国放送の同番組に出演した「近未来のトップアーティスト」の素顔を紹介します!明日にも人気沸騰する逸材が登場するかも...?
DJ Nobbyです。
第12回、1周年記念のゲストは、愛知県名古屋市出身のシンガーソングライター「坂田穂乃花」さんです!
初対面のアーティストから恐がられた過去
実は番組コーディネーターのぴんくさんが、「DJ Nobby's Tokyo LIVE!!」に出演するようになった当初から推薦をしてくれていた坂田さんが、ついにスタジオにやってきてくれました。ギター弾き語りをメインのスタイルとして、「愛と毒」をテーマに歌っています。 出身地の名古屋で活動していた当時は、今よりも一層作り込んだ「毒のある世界観」を表現しようとしていたため、初対面のアーティストから恐がられることもあったそうです。本人曰く「あのころは単に若くて尖ってた」のだとか。
坂田さんが音楽の世界に入る契機となったのは、中学生の頃に観に行ったライブ。出演していたバンドのドラムのかっこよさに影響され、中学2年生から専門学校1年生まではドラムプレイヤーとして活躍します。ただ、当時のバンドの曲を作詞する中で「自分が書いた作品は自分で歌った方が手っ取り早いな」と感じたことから楽器をギターに持ち替えます。
弾き語りとして活動を始めた頃は「最初から弾き語りをやっているミュージシャンと比べて遅れを取っているから」と、月に10本以上のライブに出演するなど、がむしゃらに取り組みました。
人気曲「想わせ振り」思いついた理由
坂田さんが広く知られる1つのきっかけとなった曲、「想わせ振り」。
それまでの作曲スタイルとは違い、語り口調にしたのは「TikTok狙いだった」と語ります。
「そのころのTikTokを眺めていると、ドラマの切り抜きのセリフに合わせて演技をしている女性が多かった。その女性たちの感性と私の曲の世界観が合うとは思ったけれど、メロディに乗せると間延びしちゃう。だったら語り口調にしよう!」
この思いつきから、「想わせ振り」発表に至ります。
想定通り、何千人ものクリエイターに支持されてインプレッションを伸ばし、現在坂田さんのフォロワーは4万5000人を超えます。
でも「TikTokはTikTokって考えるようにしている」という坂田さん。これからもショート動画用に語り口調の曲は製作する一方で、メロディアスな作品をメインにする姿勢は変えないつもりだと言います。
「女の子って女の子に憧れるじゃないですか。影響力のある女性インフルエンサーに私の曲を使ってもらうことで、『私も聴いてみよう』と思ってくれるリスナーさんが増えるんじゃないかなと思っています」
(左から)坂田さんと、新型コロナに罹患したものの、収録日直前に仕事復帰できた、ぴんくさん
そんな坂田さんの音楽は、TikTokなどのショート動画メディア、音楽サブスクサービスでお聴きいただけます。ぜひツイッターや、TikTokをフォローしてお楽しみください!番組アーカイブはこちらから。
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