プロレスラーの選手生命が長い謎に迫る 秘密は鍛えた肉体だけじゃない

   先日、武藤敬司選手が引退発表されました。

「プロレスはゴールのないマラソンだと言った自分ですが、ゴールすることに決めました」

   発表時にコメントされたこの言葉、とても印象的でした。

   武藤さんは現在59歳。来春引退とのことで、その頃には60歳。つまり還暦です。

   今回は、なぜプロレスラーは他のスポーツに比べて、選手生命が長いのかをお話しします。

メンテナンスは大事!
左から本間多恵、安納サオリ、真白優希、星いぶき。この4人の中から新チャンピオンが決まる!
6月26日にデビューする篠瀬ありさ17歳
デビューを告げた瞬間、涙が溢れました
新チャンピオン誕生にワクワクします!
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最高齢レスラーは80歳

   まずは、主なスポーツ選手の平均引退年齢を見てみましょう(あくまでも藤本調べです)。

水泳      21歳
サッカー    26歳
ラグビー    29歳
プロ野球    29歳
ボクシング   30歳
大相撲     32歳
競馬騎手    38歳
プロレス    42歳

   現在、最高齢の現役レスラーは、大日本プロレスのグレート小鹿選手です。1942年生まれなので、現在80歳!!! もはや超人レベルですね!

   ではなぜ、プロレスラーの選手生命は長いのか。

   私はこう思います。プロレスは、勝つことと同じくらい、人間の凄(すご)みを見せることが大切だからです。

   「人間の凄み」には、30年、40年...60年と長く生きれば生きるほど醸し出されるオーラがあります。これは練習で鍛えても培われないものです。哀愁、失敗、挫折、奇跡全ての経験がリング上に投影されます。

   もちろん、人生の経験だけでここまでできるわけではありません。

   日常生活から、体のケアとトレーニングのバランスを考えて自分の肉体を管理するプロレスラーは、選手生命が長い。若手の頃から、体調や体の痛み、違和感に敏感でいることが、長く続けられるコツかもしれませんね。

自分の体の状態を知ろう

   私の話をすると、メンテナンスや代謝率アップを重視していました。

   かかりつけの接骨院には、常に自分の体の状態を報告します。プロレスの衝撃は、交通事故にあっているようなもの。けがをしていなくても、ダメージが残っていなくても、週に2回は治療に通っていました。けがしたときは、痛くなくなるまで毎日通い詰める。

   代謝に関して言えば、よもぎ蒸しや半身浴などで汗をかいて、体の水分の入れ替えを頻繁にしていました。

   このメンテナンスこそ、14年間けがなく続けられてきた秘訣だと自己分析しています。

   これはレスラーだけではなく、一般の人も同じです。自分の体の状態を知ることで、長く健康でいられます。みなさんも是非、自分の体にもう一度向き合って、新しい体と心を手に入れましょう!

   「新しい」と言えば、6月26日アイスリボン後楽園大会から団体ロゴが代わり、新しいチャンピオンも誕生します。

   デビュー戦もあるので、これから始まるプロレス人生のスタートを見に来て下さい!!

   もちろん私も会場にいますよ♪

藤本つかさhttps://twitter.com/tsukka0730
女子プロレスアイスリボン所属(https://iceribbon.com/
宮城県利府町出身。利府町観光大使。
東北福祉大学卒業後、広告代理店に就職。上京後、芸能事務所にスカウトされる。プロレスを題材とした映画「スリーカウント」出演のため、2008年プロレス団体アイスリボンの練習に参加したところからプロレスラー人生が始まる。
2015年アイスリボン取締役選手代表就任。18年には東京スポーツ新聞社制定女子プロレス大賞受賞。21年8月23日デビュー13周年を迎える。

【アイスリボン公式YouTube】
https://youtube.com/user/iceribbon
【藤本つかさ公式YouTube】
https://youtube.com/channel/UC_V0vfhOMxE9bCVvxjJ9JBw

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