アップル発表会にWindows登場? 時代遅れ風PCに何か意図が
米アップルの新商品は、「Windowsパソコン」!?
同社は開発者向け会議「WWDC 2022」を、2022年6月6日(米国時間)に開催した。新OS(基本ソフト)や、新MacBook AirとMacBook Proと並んで、米マイクロソフトのOS「Windows」を搭載したようなノートパソコンが現れたのだ。ツイッター上では、ちょっとしたざわめきが...。
新機能「Passkeys」を説明
アップルが発表した新機能「Passkeys」は、パスワードの代わりにiPhoneの「Face ID」や「Touch ID」を使って、あらゆるサービスにログインできる。言わば「パスワードレス認証」だ。次世代の認証情報として、より安全でより使いやすい「永久的にパスワードに置き換わることを目指している」という。
ウェブサービスに新規登録する際、メールアドレスを入力後、サインイン機能でFace IDやTouch IDで認証を行うだけで利用可能。フィッシング詐欺の対象にならず、ウェブサーバーに保管されないので情報流出が起きないとアップルは説明している。
またPasskeysはiCloudキーチェーン内にバックアップされ、全てのアップルデバイスと同期することで、Mac、iPhone、iPad、Apple TV間で利用できるとのことだ。
「エッジ」「グーグルクローム」が見える
Passkeysは、新しい認証技術の標準化団体「FIDOアライアンス」に参加するグーグルやマイクロソフトと協働している。そのため、アップル以外のプラットフォームでも使えると説明があった。iPhoneを使うことで、他社のデバイス上でウェブサイトやアプリケーションにログインできるのだ。
その説明の様子を写した画像が、興味深い。分厚い本体にベゼルの太い重そうなノートパソコンが登場。画面のOSはWindowsだ。さらにマイクロソフト「エッジ」やグーグルの「グーグルクローム」といったライバル社のウェブブラウザアイコンが見える。さらに、QRコード認証が用いられていた。
ツイッター上では、アップルの説明時に登場したWindowsの扱いに対して、「小バカしている?」「悪意を感じる」「古すぎ」といった反応が見られた。あえてのドデカいパソコンだったのか、それとも――。