「ゲリラ豪雨」首都圏を1日2度襲う 帰宅の電車が遅延、停電に雹も

   東京をはじめ首都圏で2022年6月3日、ゲリラ豪雨が起きた。1日で2度発生し、夕方には電車が遅延して帰りの足に影響が出た。

   ツイッター上では、「ゲリラ豪雨」がトレンド1位になった。千葉方面では、停電や雹(ひょう)の報告も。

東京都大田区内の川の様子(編集部撮影)
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1回目は短時間にザっと

   正午過ぎに天気が急変し、都内各所で発生したゲリラ豪雨は雷を伴った。川崎市中原区では13時すぎから短時間、猛烈な雨で視界不良となったほど。横浜市内では、「一瞬停電した」という報告もある。ただこの時間、東京電力パワーグリッドの「停電情報」では、大規模停電を示した箇所はなかった。

   日本気象協会は、「東京都世田谷区では、14時3分までの1時間に14.5ミリの『やや強い』雨を観測しましたが、その雨のほとんどが、30分程度の短い時間に、ザッと降りました」とウェブサイトで伝えている。

   また首都圏を中心とした関東1都4県では、「竜巻注意情報」が発表された。

   記事に掲載した写真は14時前、雨が過ぎ去ってからの東京都大田区内の川の様子だ。増水して、濁っている様子が確認できる。写真を撮影した記者は、大きな水たまりも確認したと話した。

2回目は夕方、千葉を直撃

   雨があがった後、一時は日が差すこともあったが、今度は夕方ごろから再び短時間の大雨が首都圏を襲った。千葉県市川市周辺では、雹が降ったという。

   東京と千葉を結ぶ京成本線では、強風の影響で勝田台(千葉県八千代市)~京成成田駅(成田市)間で遅れが発生。公式ツイッターを追うと、16時35分に遅延の第一報が出てから正常運転に戻るまで、1時間ほどかかった模様だ。JR中央・総武各駅停車は、幕張(千葉市)〜幕張本郷駅(同)間での落雷による信号確認の影響で、遅延が発生した。これもツイートの記録を見た限り、17時頃から18時過ぎまで遅れが出ていたようだ。

   東京メトロ東西線・原木中山駅(千葉県船橋市)では、ホームの屋根に穴が空いたとNHKが報じている。J-CASTトレンドは、同駅に近い市川市原木にいた男性に取材した。

   最初は夕立のような雨の降り方だったと振り返る。雨を避けようと事務所内に移動したところ、屋根から「バタバタ」という音が聞こえた。驚いて窓から外をのぞくと、雹が降っていたと話した。大きくて1センチ程度のサイズで、多くは手に持つとすぐに溶ける程度だったという。

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