マクドナルド「ビッグマック」値下げの舞台裏 商品値上げが相次ぐ今なぜ
「ビッグマックセット」が550円(税込、以下同)と、安くなる。マクドナルドは、「ビッグマックなんて、ペロリだよ。」キャンペーンを展開中。ビッグマックセットの通常価格は690円だが、特別価格を2022年6月14日までの期間限定で実施している。
値上げが続くこの時期に、140円も値下げできた理由は? J-CASTトレンドは、日本マクドナルドに取材した。
1万品目が値上げのなかで
「ビッグマックなんて、ペロリだよ。」キャンペーンでは、ビッグマックの1.3倍超ある「グランドビックマック」、大きさ1.3倍超に加えて、パティも2倍の「ギガビックマック」が登場。ビッグマックを堪能できるキャンペーンになっている。
キャンペーンの1つである「ビッグマックセット」の値下げに伴って、「倍ビッグマックセット」も期間限定価格650円に。17時から、メニュープラス100円でパティが倍になる「夜マック」で提供されているメニューだ。
世間では「値上げラッシュ」が続いている。企業信用調査を行う「帝国データバンク」は、主要食品メーカー105社における2022年以降の価格改定計画を追跡調査した結果、年内で1万品目が値上げする見通しだと発表した。
各社が値上げを強いられている中、短期間とはいえ人気メニューの大幅値下げができた理由はなぜなのか、J-CASTトレンドは日本マクドナルドに取材した。
「同時に期間限定販売させていただいている『グランドビッグマック』は昨年より+10円、『ギガビッグマック』は昨年より+20円とさせていただいております」(広報)
つまり説明によると、ビッグマック値下げとは逆に「グランドビッグマック」、「ギガビックマック」の価格を昨年販売時より上げているとのこと。値上げと値下げで「相殺」される格好のようだ
とは言え値上げは10~20円。それに対し、ビッグマックセットの値下げは140円と大きい。期間限定とはいえ、ビッグな集客効果がありそうだ。