ドン・キホーテ一部店舗でレジ袋タダに 条件のハードルは意外にも
スーパーマーケットやコンビニエンスストアではすっかり「レジ袋」有料化が浸透した。一方、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」だと、店舗によっては会計時に無料で「レジ袋」をもらえるのを知っているだろうか。
利用には、ドン・キホーテなどで使える電子マネーアプリ「majica」などが必要になる。
「買い物カゴ」を使って
このサービスを利用できる店舗の一覧表などは、ドン・キホーテ公式サイトに掲載されていない。ツイッターで調べると、「下北沢店」(東京都世田谷区)で実施されているとの話をみかけた。
本当に無料でレジ袋をもらえるのか。J-CASTトレンド記者は2022年5月27日に同店を訪れた。majicaアプリをスマートフォンにインストールし、会員登録を済ませる。登録は無料だ。
「下北沢店」の入口には、majicaアプリ会員を対象として、「買い物カゴ」を使うとレジ袋が無料になる、と説明するPOPが掲げられている。「会計時にレジ担当者へお申しで下さい」とある。
商品を選び、買い物カゴに入れてレジへ向かった。スタッフに「無料のレジ袋をください」と伝えると、アプリ上の会員証の提示を求められた。会員証に表示されるバーコードを読み取った後、商品を入れた状態でレジ袋を渡してもらえた。
レシートを見ると、会計品目に「内バイオマスレジ袋 ¥2円」とあるが、すぐ下に「値引 -2」と記載されており、レジ袋の代金は「ゼロ」だった。
「複数店舗で実施は確認」
「レジ袋無料」をほかにどの店舗で実施しているか、運営会社「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」の広報室に取材した。このサービスは各店舗が独自判断で実施し、設定できるものとしているという。
「複数店舗で実施は確認していますが、リアルタイムで店舗数を申し上げることは難しい」と話す。店舗が自由に実施を判断しているサービスは数多くあり、「各店におけるサービスの違いなどを発見いただくのも弊社店舗の楽しみ方の一つ」と付け加えた。
なお、無料レジ袋の配布を受ける条件としてmajicaアプリや買い物カゴのほか、「買い物カート」の利用を求める場合もあるとのことだ。