「SVENTEEN」に「WINNER」 K-POPアイドルは「洋服の青山」を着る

   ロック風のTシャツに、「洋服の青山」(以下、青山)の文字が。一見違和感を覚えるこのTシャツを、K-POPアイドルたちが着こなしていた。

   2022年5月に入ってからK-POPファンたちを騒がせ続けたTシャツ。青山商事リブランディング推進室・副室長の平松葉月さんに取材し、詳しく聞いた。

ダブレットが発売したTシャツ、青山の店舗が見える(青山商事提供)
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ロックバンドのオマージュ

   話題になったTシャツはバンドマンと青山の店舗が描かれた絵柄がプリントされている。これは、ストリート系ファッションブランド「doublet(ダブレット)」とのコラボ―レーションで誕生したもので、ダブレットが2月に発売した。

   K-POPボーイズグループ「SVENTEEN」のメンバー・ディノさんとエスクプスさんが、新作アルバムのオフィシャルフォトで着用していたことでファンは大騒ぎ、ツイッターのトレンド入りするほどとなった。

   実はこのシャツ、5月1日にも話題になっていた。K-POPボーイズグループ「WINNER」のソン・ミノさんがライブで着用していたからだ。

   ストリート系ファッションブランドとスーツブランドという異色のコラボは、スーツを活用したアップサイクル商品を作りたいとダブレット側から生地提供の依頼を受けたことがきっかけ。青山のスーツを活用したセットアップが披露された際に、平松さんが「販売のタイミングで何かしましょう」と持ち掛けたことでコラボTシャツが誕生した。

   このシャツのデザインの目新しさがきっかけで話題になっているが、平松さんは「Tシャツのデザインは、ダブレットが手がけて、青山商事からは店舗の写真を提供しました」と明かした。

「聖地化しているように感じて、うれしいです」

   ツイッターで話題になったことについて、「販売からしばらく経っているにも関わらず、2回も話題になってびっくりしました。ダブレットさんのブランド力はすごいなと思いました」と平松さん。

   また、当初エスクプスさんの写真では襟元しか写っていなかったにもかかわらず、ファンの人が襟元の加工から同じコラボTシャツだと気づいていたことについても触れ、「ファンの方が気づかれたのが本当にすごいなと感じました」と驚いていた。

   店舗を背景に写真を撮るファンがいることに「聖地化しているように感じて、うれしいです」と明かした。

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