「受信料不要」チューナーレステレビ発売見合わせ メーカーに理由を問う

   チューナー非内蔵でNHKの映らない「テレビ」がある。最近では、「STAYERホールディングス」(東京都千代田区)が2022年2月4日に発表した「4K対応 43V型チューナーレス スマートテレビ」がこれに該当する。ところが、発売見合わせになっていることがJ-CASTトレンドの取材でわかった。

   この商品は、ツイッター上で注目を集めていた。「ドン・キホーテ」が2021年12月10日に発売した、同じくチューナーレスの「AndroidTV機能搭載フルHDチューナーレススマートテレビ」に次ぐ、NHK受信料「不要」のテレビとなるはずだった。

「STAYERホールディングス」の「4K対応 43V型チューナーレス スマートテレビ」(発表資料より。発売は見合わせ中)
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商品紹介ページが消失

   STAYERホールディングスは22年2月4日の発表時、5月にオープン価格で発売予定と告知していた。テレビ向け基本ソフト「Android TV」を内蔵し、「Netflix」やユーチューブといったインターネット上の動画コンテンツを視聴できる。だが公式サイトでは、 5月2日までにテレビの商品紹介ページが消失しており閲覧できない。

   「NHK」とは明言がないものの、「TV本体にチューナー(受信設備)を内蔵していないため、地上波の月々の受信料を支払う必要がありません」との説明だった。

   J-CASTトレンドは5月2日、STAYERホールディングスに取材を申し込んだ。同社からは、「昨今の半導体不足、輸送問題、為替の変動、戦争、等によって部材の入手やコストの上昇によって発売を見合わせることとなりました」との回答があった。

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