エアコンがカタカタ、シャー、ブシュッ 異音だけで症状わかる便利サイト
夏の本格到来を前に、エアコンの試運転を喚起するツイートが見られるようになった。
家電メーカー各社は、エアコンの「よくあるご質問」を公開している。この中には、始動後の異音が気になる人に向け、「カタカタ」といった音に関する説明を掲載しているものがある。
15種類の擬音を表に
日立グローバルライフソリューションズでは、ウェブサイトで15種類の擬音を、音の原因別に表にまとめて紹介している。例えば、「バサバサ」という音は、室内機のファンの回転数が変わる時に出る音だという。そのうえで、温度が一定の状態になると音も止まると説明している。
「カタカタ」は、運転開始直後に聞こえる場合は、内部部品(電磁弁)が動作している音だ。しかし、音が止まない場合には、さまざまな原因が考えられるという。そのため、「エアコン(室内機)からカタカタと音がします。」という個別のページを用意。解決方法を提示し、いずれの方法でも改善されない場合には、購入時の販売店や周囲相談窓口に点検の相談を促している。
それ以外の音についても、簡単な説明とともに、音の原因となる機能の説明やシチュエーション、解決方法を詳しく説明する個別のページリンクが設置されている。
シチュエーションごとに細分化
パナソニックの「よくあるご質問」は、かなり詳しい。
エアコン本体の運転中・運転停止時、フィルターの自動掃除運転中、室外機の音とシチュエーションごとに細分化して、18種類の音を説明している。
エアコン本体からの音としては、「ブシュッ」、「シャー」「ボコボコ」などがあげられている。「ポコポコ」「ポンポン」という音は、屋外に水を排出する「ドレンホース」から外気が流入する際に発生。気になる場合には、部屋の窓や換気口を開けたり、換気設備を止めたりすると解消する場合があるという。また、別売りの対応部材の取り付けにより、音を防げるようだ。しかし、暖房運転時に聞こえる場合は、「違う原因の可能性があります」とし、「お買い上げの販売店、またはパナソニック修理ご相談窓口に点検・修理をご依頼ください」と案内している。
また、「シャー」「ジー」「シュー」という音は、「ナノイー」が発生している音とのこと。気になる場合は「ナノイー」機能を取り消すことができるという。
このほかにも、個別のページで音の原因を詳しく解説。動画で具体的な音を確認できるようにしている。