「バイオマスプラスチック」を採用 環境に配慮したアウトドアウォッチ「PRO TREK」
カシオ計算機(東京都渋谷区)は、本格アウトドアウォッチ「PRO TREK」の新製品「PRW-61」を2022年3月25日に発売する。
同社の時計製品としては初めて、エコ素材「バイオマスプラスチック」を原料に採用した。
ケースとウレタンバンド、樹脂の裏蓋にバイオマスプラスチック使用
バイオマスプラスチックは、再生可能な有機資源由来の物質を原料にCO2の排出を抑制するなど環境への負荷低減につながる素材として注目されている。
「PRW-61」はケースとウレタンバンド、樹脂の裏蓋にトウゴマの種やトウモロコシから抽出した成分を含むバイオマスプラスチックを使用した。
アウトドアでの実用性にこだわり、方位、気圧/高度、温度を計測できる「トリプルセンサー」を搭載。ほかにも、世界6局の標準電波に対応の「マルチバンド6」やソーラー充電で各種機能を安定的に駆動させるタフソーラーなどの機能が備わっている。デザイン面では視認性を高めるため、時刻や方位などの情報が瞬時に確認できるようインデックスの針を太くしているほか、秒針が示す方角を分かりやすくするターゲットガイドをバンドの中央に設けた。
日本自然保護協会とのコラボレーションモデルはカモフラージュ柄に
また、日本自然保護協会とのコラボレーションモデル「PRW-51NJ」でも、「PRW-61」同様にケースとバンド、裏蓋にバイオマスプラスチックを採用している。さらに、同梱のクロスバンドには時計製品で初めて採用するペットボトルなどを原料とした再生PET素材を使用した。バンドには日本の里山と、そこにすむ生きものをモチーフにしたカモフラージュ柄が施されている。
カラーは、「PRW-61」が「カーキ×ブラック」、「ブラック×ブラック」、「ブラック×シルバー」の全3色、「PRW-51NJ」が「ブラック×ブラック」の全1色だ。価格は、「PRW-61」で5万9400円(税込)だが、「ブラック×シルバー」のみ、5万7200円(税込)。コラボモデル「PRW-51NJ」は、6万4900円(税込)。