ペヤング獄激辛「Final」は究極だ ユーチューバー・おっくん地獄を見た

   まるか食品が発売したインスタント食品「ペヤング 獄激辛やきそばFinal」。2022年3月7日に登場したが、とにかく辛いとしてユーチューブやツイッター上で話題だ。J-CASTトレンドがまるか食品広報に取材したところ、辛さの単位を表すスコヴィル値は計算上91万6380スコヴィルだという。

   以前に発売された「獄激辛やきそば」は約45万5000スコヴィルで、公式サイトでは「Final」はこれの2倍辛いとうたっている。「おっくんの宅飲みグルメ」というユーチューブチャンネルでこのカップやきそばを実食した「おっくん」さんに話を聞いた。

「ペヤング 獄激辛やきそばFinal」に挑戦した「おっくん」さん(画像はおっくんさんの提供)
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シリーズの「獄激辛麻婆」は1分59秒で完食したのに

   東京農業大学公式サイトに掲載の2010年8月2日付教員コラムで、応用酵素学を専門とする中西載慶さんがスコヴィル値について解説している。それによると、辛さが強い品種と知られる唐辛子「ハバネロ」は30万スコヴィルとのことだ。

   「獄激辛やきそばFinal」は、複数のユーチューバーが実食に挑戦する動画を公開している。おっくんさんもその一人だ。1日断食すれば食欲が増し、一気に「Final」を完食できるのではないか、との自説を検証する動画を22年3月13日に投稿した。

   以前の動画配信中、「ペヤング獄激辛」シリーズの「獄激辛麻婆やきそば」を食べた経験がある。先のまるか食品広報の話ではこちらも約45万5000スコヴィルという辛さだが、おっくんさんは1分59秒で完食していた。

   だが「Final」は大苦戦。開始1分程度で3分の2ほどを平らげたが、辛さでしゃっくりが出るなど苦しそうな表情を見せ、箸が止まるように。ほどなく「敗北」を宣言し、最後は辛味を軽減させるために生卵を混ぜ入れて、18分以上かけて完食した。

「人生で食べたものの中で一番辛かったですね」

とおっくんさんは取材に対して語る。すでに「獄激辛麻婆やきそば」は完食しており、辛さに対する覚悟はしていた。ひと口目までは平気だったが、ふた口目で辛さが一気におそいかかってきた。口の中だけでなく、喉の奥までもが痛くなったのだという。これまでさまざまな辛いものを食べたが、喉奥にも痛みが走ったのは初めてだと明かす。

   完食後は胃痛が続き、翌朝にはお腹を下したとのことだ。

辛いもの好きでもKO

   おっくんさん自身は、辛いものが好きなのだと話す。「一般では理解できない特殊な食べ方だとは思うんですけど...」と前置きしつつ現在「ハマッている」ものを教えてくれた。ビン詰めの一味唐辛子の粉末をそのまま口に含み、咀嚼(そしゃく)をして満遍なく口ににじませてから熱い茶碗蒸しを食べているのだという。

   この食べ方で口内に走る痛みや辛さを楽しむほどの辛いもの好きだが、「獄激辛やきそばFinal」の辛さはおっくんさんが楽しめるレベルを超えていたとのことだ。

   これから挑戦する人へのアドバイスとしては、胃痛になる可能性があるので空腹での喫食は避けるとともに、生卵を混ぜ入れると麺がコーティングされ辛さが和らぐためにおすすめだとした。

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