有名パフォーマーの妙技と高級フレンチを自宅で 「俺のホームディナーショー」
華麗なヨーヨーのテクニックに、あっと驚くマジックを映像で見ながら、家で一流の料理に舌鼓――。「俺のホームディナーショー」のクラウドファンディングが2022年3月8日、「CAMPFIRE」で始まった。
ヨーヨーを使うパフォーミングアーティスト・BLACKさんが運営する「ホームディナーショー」と、「俺のフレンチ」で知られる「俺の株式会社」のコラボレーションによるもの。このプロジェクトの発表会が、3月7日に「Grand Maison ORENO by俺のフレンチ」(東京都千代田区)で行われた。
「第3弾」は4プラン
「ホームディナーショー」は、パフォーマーと飲食店のコラボレーションで制作するエンターテインメント体験だという。オリジナルショー動画と食事セットが、自宅など指定した場所に届く。好きな場所、時間に楽しめるのが特徴だ。
今回は、第1弾「おうちで豚組ディナーショー」、第2弾「晩酌ショータイム能登」に続く第3弾。「シングル(1人前)」1万円、「ペア(2人前)」1万5000円、「ファミリー(4人前)」2万5000円に加え、希少なスペシャルワイン付きの「プレミアム(2人前・限定10セット)」10万円の全4プランだ。料理は手軽に楽しめるよう、加熱不要の冷製オードブルと電子レンジで加熱して食べられるメインの組み合わせで、調理工程を最低限にしてショーに集中できるようになっている。
動画には、パフォーマンスのほかにメニューの説明も入っており、レストランで食材や料理について知って楽しむ体験を自宅で味わえるようにした。
3月7日の発表会には、「Grand Maison ORENO」支配人・シェフソムリエで「俺の」社の執行役員の長谷川純一氏が登壇。各種プランのメニューに工夫を凝らし、「『何だろう、初めて見るな』と思うような食材も入れました」と明かした。
メニューには、初めて子ども向けメニュー「俺のお子様セット」(3000円)がオプションで追加できるように。「久しぶりに家族で集まって食事ができた」「子どもも楽しめた」など過去の利用者からの感想を生かし、より幅広い世代で楽しんでもらえるようにしたという。
ヨーヨーとマジックに魅せられる
発表会では、BLACKさんのヨーヨーパフォーマンスと、SORAさんのワインとグラスを使ったマジックが披露された。
マジックでは、筒の中でワインとグラスが入れ替わるはずが、どんどんワインだけが出てくる。
「でも大丈夫です、僕は先ほど言いました、一流マジシャンなんで......」
SORAさん、とぼけた口調で言い訳。それでも、空のはずの筒からさらに何本ものワインを出してくる技は見事だった。料理のメニュー同様、子どもも楽しめるように、ちょっと笑えるユーモアのあるマジックをと考えSORAさんを選んだと、BLACKさんは話す。
ただし、楽しいだけではない。人選では、技術面のクオリティーにもかなりこだわっている。SORAさんは、英国の公開オーディション番組「Britain's Got Talent」に2018年に出演した動画が人気なのだ。
主宰のBLACKさんは、2001年の学生時代に米フロリダ州で行われたヨーヨー世界大会で優勝。14年からシルク・ドゥ・ソレイユに出演。20年には「世界で活躍する日本人」として小学校の英語の教科書に掲載され、英語教育、キャリア教育に関する講演活動も行っている。
「俺のホームディナーショー」出演するパフォーマーはほかに、リングマニピュレーションの「PESTRiCA」さん、アクロバットの「Asterisk NOVA」さんを予定している。