イチローが通った中華料理店も 有楽町「東京交通会館」で閉店相次ぐ

   東京交通会館(東京都千代田区)にある中華料理店「交通飯店」が、2022年3月31日で閉店する。プロ野球、米大リーグで活躍したイチローさんも愛する店として有名だった。

   有楽町駅前にある東京交通会館は、1963(昭和38)年完成の複合ビルだ。60年近くの歴史を持つが近年、館内の商業施設の閉店が相次いでいる。

閉店の知らせ相次ぐ東京交通会館
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2年前から増える

   地下1階の「博多うどん よかよか」有楽町店は、2022年2月28日に閉店。北海道美瑛町アンテナショップとその併設カフェ「丘のまち美瑛・丘のまちCAFE」は、閉店の知らせを3月9日、東京交通会館公式サイトに掲載した。北海道新聞どうしん電子版1月20日付記事によると、閉店は1月末だ。また3月21日、兵庫県のアンテナショップ「兵庫わくわく館」が店を閉める。

   2020年から、東京交通会館内の商業施設では閉店が続いていた。この年、「そば処 満留賀」は5月31日、航空会社「スターフライヤー」(福岡県北九州市)のアンテナショップは、10月31日。三重県のお茶農家直営「中森製茶」有楽町店は12月1日に同社公式サイトに「閉店のお知らせ」を掲載している。箸専門店「銀座夏野」有楽町店、「PIETRO A DAY」有楽町店などもだ。

   翌21年には、2階で営業していたセレクトショップ「ル・ノーブル」有楽町店が4月20日に閉店していた。そして今月、交通飯店が営業を終える。

   東京交通会館に取材した。2020年以降に館内での閉店が増えている理由を聞くと、新型コロナウイルスの流行と店主の高齢化を挙げた。また、閉店して空いた場所には新しいテナントが入っているそうだ。

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