iPhone「アルパイングリーン」でロボアニメ連想 「ボトムズ」「ザク」そっくり
米アップルは「iPhone 13 Pro」の新色「アルパイングリーン」を、2022年3月18日に発売する。「iPhone 13」「iPhone 13 mini」に向けては同系色の「グリーン」が登場する。日本時間3月9日未明に発表された。
どちらも深緑の色合いで、「13 Pro」としては5つ目のカラーバリエーション。色の印象から、ロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場する機体を思い出す人が出ている。
「3眼カメラ」もともと似ていた
装甲騎兵ボトムズは、「日本サンライズ」(現・サンライズ)が制作し、1983?84年にテレビ東京系列で放送された。ハードボイルドな作風とともに、ロボットの設定や架空の戦場をリアルに描いている。
主人公は「スコープドッグ」という機体を操るが、このロボットの頭部がiPhoneの「Pro」シリーズに似ているとたびたび指摘されてきた。「iPhone 11 Pro」(19年発売)や「12 Pro」(20年発売)「13 Pro」の背面には3眼カメラ(広角・望遠・超広角)が搭載されている。「スコープドッグ」も、頭部に「標準ズーム」「精密照準」「広角」の3つのレンズを装備しているのだ。
ボトムズグッズを扱う「バンダイスピリッツ」は、「ボトムズ」とコラボしたiPhone用のケースを2020年に発売している。公式サイトでは「11Proは装着時にその3眼カメラが、よりスコープドッグのイメージを想起させます」と解説していた。
そしてスコープドッグの装甲は、濃い緑色。レンズの形状に加え、「13 Pro」の「アルパイングリーン」は色合いまでがスコープドッグに「寄せて」きたのか。ツイッター上では「完全にボトムズ」「もはやスコープドッグ」といった指摘が数十件出ている。
発表日は「ザクの日」
「グリーン」と「アルパイングリーン」から、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する「ザク」というロボットを連想する人もいる。敵軍の量産型ロボットだ。胴体部分がスコープドッグのように濃い緑色のために、こちらもロボットアニメファンの頭に浮かんだようだ。
くしくもガンダム公式サイトやファンの間では、iPhone 13シリーズの新色が発表された3月9日は語呂合わせから「ザクの日」と呼ばれている。ツイッターでは「ザクの日だからザクカラーなのか」との反応もあった。