PS5に新たな転売対策 ソニーから「開封済シール」TSUTAYAとゲオが活用
「プレイステーション(PS)5」を巡り、新たな転売対策の動きがあった。メディアショップ・TSUTAYAとゲオでのPS5抽選販売で、それぞれ外箱に「開封済確認シール」を貼り付けると告知されたのだ。
J-CASTトレンドがPS5メーカーのソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)に取材すると、この「シール」は同社が販売店に配布しているものだと確認できた。シールの運用方法は、販売店によって異なるそうだ。
SIEより「案内」受けた
TSUTAYAは2022年2月21日、公式サイト上でPS5の3月発売分の抽選販売を行うと告知した(受付は3月2日で終了)。その中で、「メーカー」より案内のあった転売防止対策として「『開封済』シール」を本体箱に貼り付けるとともに、販売時にはスタッフが箱の開封を行うと説明した。
同時掲載の画像を見ると、「開封済」とのフレーズが繰り返し印刷されたシールが、PS5の箱の開口部分に貼られている。
TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ広報に取材した。「開封済確認シール」の案内はSIEより受け、TSUTAYAの転売防止策として3月の抽選販売分から実施しているという。
剥がすのが難しい仕様
ゲオも、公式アプリでPS5の3月2日〜15日入荷分の抽選販売を実施(受付は3月3日18時で終了)している。「開封済確認シールがメーカーより提供ありました為、開封済確認シールを貼付させていただきます」との説明だ。このシールは、貼りつけた後は「剥がす事が難しい仕様」だという。
ゲオホールディングス広報に取材した。シールは販売時にハサミなどで切って開封するが、箱の開口部分にはシールが残り続けるという。新品でない状態にし、転売する上での価値を下げるためとの話だ。なお開封時には別途、コントローラーの包装袋への「×」の印の記入も行う。
今回の対応の背景としてゲオ広報は、SIEから転売の対応策の一環として協力依頼があり、シールの提供を受けたと明かす。シールの見た目は、TSUTAYAがサイト上に掲出した画像と同様のものとのことだ。現状、抽選販売を実施する場合はこの対策を継続する予定だと話した。