電動アシスト自転車で環境に配慮 日本人の体に合うスポーツタイプ新車

   SDGs(持続可能な開発目標)が重視されている。地球環境に配慮するさまざまな取り組みがあるが、例えば普段利用する乗り物で考えると、温暖化ガス排出を抑えるには自転車がよいだろう。

   パナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)は2022年2月25日、電動アシスト自転車スポーツタイプ(スポーツeバイク)の新ブランド「XEALT」(ゼオルト)を発表。合わせて、同ブランドの第一弾商品を公開した。

「XEALT M5」カラーは2種類
「XEALT M5」カラーは2種類
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誰かが押してくれるようにアシスト

   「XEALT」ブランドは、「生活の中に、ココロ踊る時間を創る」がコンセプト。買い物や通勤・通学といった日常生活とレジャーの両方で、「走るを愉(たの)しむ」、「アクティビティを愉しむ」、「人との繋がりを愉しむ」を掲げた。

   記者発表会でパナソニックサイクルテックは、国内市場における電動アシスト自転車の動向を示した。2016年度から21年度(予測)までの年平均成長率は、8.1%と拡大しているという。新型コロナウイルスの影響下においても、需要は旺盛とのことだ。同社の稲毛敏明社長は電動アシスト自転車について、「CO2の排出が極めて少ないだけでなく、人々をワクワクさせる商品」とアピールした。

   「XEALT」の商品第一弾は、マウンテンバイクモデル「XEALT M5」。従来スポーツeバイクの多くにみられた、車高が高く、特に小柄な人にとって乗りづらい点を改善。日本人の体型を考慮した設計だという。

   「普段使い」だけでなく、オフロードでもパワフルに走れる。この日ゲストで登場したサイクリングインストラクター・平野由香里さんは、実際にオフロードのコースを「M5」で走った体験談を話した。用意されたコースは「簡単な道」と思ったが、実際はかなりの急坂。しかし、「こげばこぐほど、後ろから誰かが押してくれるようなアシスト」で、坂道も快適に走れたという。体力や年齢に違いがあっても、差を感じずにサイクリングを楽しめると「太鼓判」だ。

   色は「ブルブラック」と「スターライトシルバー」の2種類。発売日は「ブルブラック」が2022年4月5日、「スターライトシルバー」は7月の予定。初年度は300台を販売する。

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