学校帰りにプロレス習ってます レスラー志望でもダイエットでも楽しめる
【連載】アイスリボン・藤本つかさ 素顔の女子プロレス
みなさんは、習い事の経験はありますか?
私は子どもの頃、ピアノ、水泳、「公文式」に通っていました。
ピアノと水泳はとても厳しい先生だったので、行きたくないと泣いていたこともしばしば。ほんと怖かったなぁ。
でもおかげで、楽譜を見ればピアノを弾けるようになり、水泳は小学1年生でバタフライの最高クラスまで昇格できました。
今となっては全てが、藤本つかさを形成する要素になっている。習い事を続けることで、体力や知識が身に着き、何より根性が備わりました。
いや、もしかして逆なのかも。
習い事はメンタルを強化するもので、副産物的に体力や知識が身に着くのかな。
そんな素敵な習い事が、実はアイスリボンにもあるのです!
練習メニューが面白い
「アイスリボン女子プロレスサークル」略して「プロサー」。
月曜と木曜18時半~20時半。
女性なら年齢問わず、誰でも参加可能です。
しかも初回無料!
月額会員5000円(高校生以下2000円)、道場マッチ月間パスポート付き。
お得です!
現コーチは千春さん。
「たまごっち」やルーズソックスが流行った時代にデビューされた、元祖女子高校生レスラーで、現在はアイスリボンのリングアナウンサー。
このプロサーが今、熱いんです!!!
参加目的は、「プロのレスラーを目指す」から、ダイエットやストレス解消まで、さまざま。学生、社会人、主婦がいて11歳から62歳まで参加。選手の母親も参加したことがあります。もちろん私の母も。
練習メニューはその日によって異なりますが、準備運動、マット運動、コーナーワーク、ロープワーク、受け身、首ストレッチ、三点倒立、お玉スクワット、連想ゲーム筋トレ、などです。
お玉スクワット?
料理で使うお玉を持って、2人1組でキャッチボールをしながら行うスクワット。楽しいので何度もやってしまいますが、気付くと筋肉痛に!
これが噂のお玉スクワット
連想ゲームは、リング上でジェスチャーしているものを生徒が答えます。腕立て伏せをしてからリングにあがらないと回答権を得られません。正解が出るまで続く。これが長いのよ。ちなみに私が参加したとき「かまぼこ」という超難問でした(笑)。
このように練習メニューが工夫されているので、初心者でもコミュニケーションを取りやすく、とにかくwelcomeな雰囲気が特徴です。
教室ではなく、サークルという名前がピッタリ!
「楽しそうだな、でも女性だけか」と思った男性のみなさん、ご安心下さい。実は最近、初の試みで、男性向けのアイスリボンオリジナルサークル、略して「おじサー」を行いました。こちらは今後、月イチで開催予定です。世のおじさま方、是非リングでストレス発散しませんか。
チャンピオンだって後転できなかった
右が朝陽、真ん中が咲蘭
元サークル参加者で、現選手もたくさんいます。
学生時代、群馬県から通っていた19歳の朝陽選手と13歳の咲蘭選手に、サークル時代の思い出や参加したことのメリットを聞いてみました。
朝陽「プロを目指していたので、選手や関係者から直接アドバイスをもらえたのがうれしかったです。遠い存在だったプロレスに直接関われたことを実感できた。普通だったら出会わない同世代から40代の方とお話ができて、視野が広がりました」
咲蘭「学校帰りにプロサーに行くのは大変でした。でもそれ以上に、好きなことができて楽しかったです。友達がたくさんできた」
学校帰りにプロレスってすごい!
プロサーは同じ学校の子どもばかりではなく、他校の生徒、また大人と一緒に同じ汗を流す。
仲間同士の連帯感が生まれ、少しくらい日常で嫌なことがあっても、プロサーという居場所があるので気持ちが楽になります。
「プロレスやるのに体力がない」
「運動が苦手」
そんな心配をしているそこのあなた!
最初はみんなそうです。アイスリボン所属の星ハム子選手は、初めは後転ができませんでした。でもプロレスが好きという情熱で練習し、デビューを果たしたのです。今や団体内キャリア最年長。17キロの減量にも成功し、更にキレのある動きになってます。しかも、親子でタッグチャンピオンです。そのタッグのベルトも、わたくし藤本つかさが近々奪ってしまうと思いますが......。
またプロサーは、体力作りだけではないところがポイントです。むしろここが魅力!ハキハキした声で「お願いします」「はいっ」と、挨拶や返事をしっかりします。プロサーに通ってから礼儀が身に着いたと喜ぶ親御さんは、多いです。
自分に自信持てるようになる
未来のプロレスラーが!!
プロサーのなかで「伸びる人」の特徴は、目標設定をしている人。それを達成することで、自分に自信を持てるようになります。
たとえ達成出来ない日でも、昨日の自分を超えることで自分を認めてあげられるようになります。まれに挫折に繋がることもあるでしょう。でもプロレスラーの「やられても、やられても、立ち上がる」姿に感動するように、出来ないことを出来るまで続けることで、自分に自信が持てるようになり、挫折から立ち直れる強い精神力を養えます。
最近のプロサーでは、レッスンの最後にストレッチをしながら、最近あった楽しかったことをみんなで言い合い、礼に始まり礼に終わりました。
プロサー生徒の中に、藤本つかさロングTシャツを着ている子がいて、未来は明るいと思ったり♪
アイスリボンのプロサーは初回無料!
人生変えてみませんか?
◆応募・問い合わせは
レッスルアリーナ(アイスリボン道場)
TEL:048(452)8895
e-mail:ice@jnet.or.jp
【連載】アイスリボン・藤本つかさ 素顔の女子プロレス
宮城県利府町出身。利府町観光大使。
東北福祉大学卒業後、広告代理店に就職。上京後、芸能事務所にスカウトされる。プロレスを題材とした映画「スリーカウント」出演のため、2008年プロレス団体アイスリボンの練習に参加したところからプロレスラー人生が始まる。
2015年アイスリボン取締役選手代表就任。18年には東京スポーツ新聞社制定女子プロレス大賞受賞。21年8月23日デビュー13周年を迎える。
【アイスリボン公式YouTube】
https://youtube.com/user/iceribbon
【藤本つかさ公式YouTube】
https://youtube.com/channel/UC_V0vfhOMxE9bCVvxjJ9JBw