はつめ「ブリザード巨額買収劇」を語る 新しい風を全力で吹かせて欲しい
いしたにまさき:今月も「はつめちゃんとゲームの話をするよ!」の時間がやってまいりました。
はつめ:こんばんは。へんとう炎になり3日声が出ず、ゲームすらできなくて絶望していたはつめです。
いしたに:今のご時勢だけにねえ、心配にはなりますよね。
はつめ:ゲームできなくてつらかった。やっぱゲーム好きなんだって、改めて思いました。
マイクロソフトに買収されたいな
いしたに:さてさて、今月は軽く自慢からしていこうかと思うんですよ。
はつめ:ほう。
いしたに:1月の半ばの時点で、たぶんゲーム系の連載でブリザードの話していたところって、ほとんどなかったんじゃないかと思うんです。
はつめ:うんうん。
いしたに:で、この連載でブリザードを話題にしましたよね。その直後にマイクロソフトがブリザード買収というビックニュースがきました。
はつめ:ありましたね...。
いしたに:約8兆円でしたっけね。
はつめ:わたしもマイクロソフトに買収されたいな。
いしたに:ということで、この連載の先進性に注目していただいてもいいのではないかと思っております。ホントのところはただの偶然ですけど。
はつめ:スターバックスさんも頼みますよ。
いしたに:たしかにw それで、まあマイクロソフトってのは大きい会社ですから、これまでにも買収は多くやってきてまして。成功しているものも、そうじゃないものもたくさんあります。
はつめ:「マイクラ」(マインクラフト)とかね。
いしたに:そう、マイクラは見事な成功事例ですね。
はつめ:うんうん。
いしたに:私なんて、マイクロソフトがマイクラ買ったとき「なんで」と思いましたけど、ホント近年まれにみる大成功事例。
はつめ:ブリザードも成功してほしいよう...。
「ブリザードのゲーム」すぐわかる
いしたに:で、このブリザードの8兆円って金額、IT系の買収を含めてもかなり高額なんですけど、ゲームを知らない人からすると「なんで」っていう感じもあるのかなあと。ゲーム好きの友人は「ブリザードって買えるんだ」ってショック受けてましたけどw
はつめ:たしかに。なんだろ、買収されるような立ち位置というか、ブリザードはもう、一つの企業として確立してましたからね。
いしたに:持っているタイトルの数とかヒット作とかもそうですけど。トップ企業感というか。エンタメにおけるディズニーは言い過ぎ?
はつめ:それは言い過ぎかも。富士急くらいはある。
いしたに:富士急ってw まあ、ゲーム業界って少し特殊だから。売上高だけでは尊敬されないし。ヒット作だけじゃなくて、新しいゲームのスタンダードつくったとか、そういう開発力も含めて尊敬されるわけですよね。
はつめ:うんうん。
いしたに:例えるのが難しいな。
はつめ:ブリザードはブリザードらしいゲームを出すのが、すごい得意ですよね。
いしたに:なるほど。
はつめ:ブリザードのゲームって一発見たら「ブリザードのゲームだな!」みたいなの、すぐわかるんです。それがいいブランディングだと思います。
いしたに:世間的には、あのマイクロソフトが8兆出すってので、インパクトは出たかなと思います。
はつめ:「オーバーウォッチ」のためであってほしい。
いしたに:そして、さっそくブリザードからこんなものが出てますね。
はつめ:ゲーム業界、最近ずーっと同じコンテンツがはやり続けてるので、新しい風を全力で吹かせて欲しい。それくらい、皆期待してます。
いしたに:このゲームも、今のところなにがなんだかわかりませんけど。
はつめ:「オープンワールド」っぽい。いいね、大好きです、オープンワールド。
いしたに:いいよねえ。実はいまだに我が家は、ゼルダの「ブレスオブザワイルド」をやってます。
はつめ:「ポケモンアルセウス」とか良い。
「いい運営」とは
いしたに:で、だ。買収トークはまだ続きまして、今度はマイクロソフトのブリザード買収劇でショックをいちばん受けたと言われていたソニーが、バンジーを買うというやり合いになっております。バンジーはHaloとかDestinyがヒット作ですね。
はつめ:でけえな。
いしたに:金額は約4000億円と言われていて、さすがにブリザードの8兆には及ばないのですが、ほら!Haloって初期Xboxをけん引したタイトルなわけですよ。なんか、これはXboxをやってるマイクロソフトをはじめとする多くのゲーム会社に金額以上のダメージがあるんじゃないかと。ドラクエがプレステから出るみたいなイメージです。
はつめ:最近買収とかデザイナー変わるとか、有名なプロデューサーさんが辞めるとか、いろいろ起きてるじゃないですか。だから、新しいことが起きそうですごいワクワクしてます。
いしたに:そっちか! これはただの感想なんですが、きっとコロナ禍でいろんなことが一気に動いたんだろうなあと。
はつめ:うんうん。
いしたに:ここでも再三言ってきましたが、新型コロナがゲーム業界に与えたインパクトって、相当なものですよね。
はつめ:いい意味でも悪い意味でもね。
いしたに:そうそう。で、環境変わって、2年ほど経過して、これだけの買収劇がどんどんと2つ来たってのは、ホントに次の一手をお互いにガチンコでやっていくんだなあと。
はつめ:「各ゲーム会社が買収され
有名プロデューサーが退職し
新作ゲームがことごとくコケて
体が闘争を求めて、
アーマードコアの新作が発表?」
ってこと?
いしたに:もう少しわかりやすく解説してくださいw
はつめ:有名なコピペです。
いしたに:ですよね。でも、これゲーム業界の特殊性を物語ってもいて、会社ごと買っても、つくっているのはまずはゲームクリエイターであり、コアスタッフだから、ちょっとなにかあっただけでも、あっさりこけるんですよね。
はつめ:なんかアレですかね。中国でいろいろ規制入ったじゃないですか。中国クリエイターが日本企業に来るとか。アツそう。
いしたに:まあ、でもホントに優秀な人はすぐに世界に見つかりますからねえ。これはIT企業でもそうなんですが、すごいデジタルな領域になればなるほど、「結局だれがそれやってるの」みたいなところがあって。なんかAIとかいろいろと言ってるのに「結局人事かい!」ってなりますw
はつめ:いいコンテンツを考えるのは、人にしかできないですからね。
いしたに:そうなんですよ。なので、大きな座組がこれからのどんどん変わっていく可能性があるのですが、リリースされてみんなが遊んで1年ぐらいしないと、結果がまだまだわからないのは、ゲーム業界のいいところだと思います。つくっている会社の大きさとか体力は大事だけど、それだけでは決まらないっていう良さ。
はつめ:ゲームのいいところは、ユーザーがいて、クリエイターがいて、リリースされてお互いのフィードバックをどんどんアップデートして少しずつ良くなっていくところだと思います。そこを丁寧にしてくれるゲーム運営が、いい運営だと思う。
いしたに:ですねえ、ホントにそう。
(次回に続く)
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