オミクロンは全然軽くない 藤田ニコル、みちょぱ、須田亜香里が苦闘語る

   オミクロン株による新型コロナウイルスは軽症といわれてきたが、実際に感染した芸能人から「軽くない」という声が出ている。積極的に自身の体験を公開することで、多くの人にオミクロン株の実態を知ってもらおうとする意図があるようだ。

藤田ニコルさん(2019年12月撮影)。新型コロナに感染したという
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発熱、喉の痛み、咳

   新型コロナウイルスに感染したモデルでタレントの藤田ニコルさんは8日、ツイッターに新規投稿。「もう熱は下がった!やったー!って思ったら嗅覚がほぼなくなってて泣いちゃう。。」と後遺症に悩まされていることをつづった。

   藤田さんは5日に感染を発表。ピークは熱が39度まで上がり、咳や吐き気、関節痛でまともに動けなかったとツイートしている。

   新型コロナウイルスに感染し、入院中だった俳優の渡辺徹さんは8日、ブログを更新し、退院したことを報告した。「あれほど感染予防対策をしていたのに...というのが実感です。すさまじい感染力に、改めて驚かされています」とつづっている。

   自身の症状について「発熱、喉の痛み、咳でした。咳は苦しかったです。嗅覚も鈍くなり、一時、食事が、つらいものに感じました(俺にしては稀有なことです)」と説明。「皆さんも恐れすぎずに油断せず、ご自愛ください」と呼びかけた。

41度の熱、水が苦い

   タレントのぺえさんは7日、自身のインスタグラムを更新、16日間の療養から復帰したことを報告した。「全く下がらない体温 飲み込むたびに激痛の喉 激しい咳で眠れない夜 1週間以上続いた寒気と倦怠感」と苦しかった症状を告白し、「きっと世の中的に軽症と言われる症状でしょう コロナになっても軽症でしょと思う方もいるでしょう 軽症という言葉だけを鵜呑みにしてほしくないです」と警鐘を鳴らした。

   1月30日の東スポによると、芸能界ではゆうに100人以上が感染。職業柄、オープンにするケースが目立つ。

   大半が無症状および軽症で、のどの違和感や発熱、頭痛を訴える人が多いが、タレントの池田美優(みちょぱ)さんは、SNSで「症状は40~41℃の熱、関節痛、頭痛です」。

   ベッキーさんは、「高熱1日半 体の痛み2日間 頭痛3日間 倦怠感マックス1日半 倦怠感ずるずる合計1週間 水が苦い1日半 喉の痛みなし 咳なしという感じでした。頭痛と倦怠感辛かった」と報告している。

眠れない日が3日間

   2月4日のフジテレビ「バイキングMORE」には、前日から仕事復帰したSKE48の須田亜香里さんが出演、症状について生々しく語った。東京中日スポーツによると、須田さんは、「まずビックリしたのは『オミクロン株は重症化リスクが低い』って言う言葉が独り歩きしすぎている」と指摘。自身の症状を「ちゃんと熱が39度5分出て、喉の痛みや頭痛で眠れない日が3日間続いて、結構しんどい」と振り返った。

   MCの坂上忍さんが、「亜香里ちゃんは軽症の部類だったの?」と問い掛けると、須田さんは「多分これを軽症と呼ぶんだと思います」と断言。「医療現場で使う『重症化が低い』っていう言葉と、一般人のとらえ方は温度感が全然違いました。自宅で療養できるレベルなので軽症なんだと思います、これでも」と苦笑いした。

   4日のデイリースポーツによると、女優の及川奈央さんは5日間病院見つからず、「強い頭痛、吐き気」など経て11日目でようやく落ち着いたという。

   NHKによると、「軽症」の定義は、「パルスオキシメーターで測る血液中の酸素の値が96%以上あり、咳は出ても息苦しさはなく、肺炎にはなっていない状態です。自然に回復することが多いものの、病状が急速に進行することもあり、慢性の腎臓病や肥満など、重症化のリスクが高い患者は、入院の対象となります」。

   次の段階の「中等症Ⅰ」は血中の酸素の値が、93%から96%の間で、息苦しさや肺炎が認められる状態。酸素濃度と肺炎が、「軽症」かどうかの大きな判断基準となっている。

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