東武浅草駅の売店閉店で豪華駅弁買えない 都内では今後の販売予定なし

   日光や鬼怒川温泉への玄関口となる、東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン)・浅草駅(東京都台東区)。駅構内にある売店「ACCESS TOBU」浅草店が、2022年1月17日に閉店した。運営会社の東武商事が発表した。

   この売店では、メディアで取り上げられたことのある名物駅弁が販売されていた。鉄道旅には欠かせない駅弁を、もう買えないなんて......。

日光や鬼怒川温泉への玄関口・東武鉄道伊勢崎線の浅草駅
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「名物駅弁」買えるのは日光市内だけ

   東武鉄道で、以前まで駅弁が入手可能だったのは、全部で6店舗。そのうち伊勢崎線(スカイツリーライン)・北千住駅(東京都足立区)の下り特急ホームの店舗が1月13日に閉店、そして浅草駅の改札内店舗が1月17日に閉店したのだ。

   浅草駅の「ACCESS TOBU」では、日本一高額な駅弁「日光埋蔵金弁当」の名を付けた弁当や、蒸気機関車「SL大樹」の形をした鱒鮨弁当が販売されていた。旅人にも人気だった。売店の閉店により名物駅弁を入手できるのは、栃木県日光市内の売店のみとなった。

   しかも日光や鬼怒川温泉に向かう東武の特急列車「スペーシア」「リバティ」では、2021年8月31日で車内販売が終了している。東京から乗車する場合、あらかじめ食べ物を確保しておかないと目的地に着くまで腹ペコのまま、という恐れも。

   取材にこたえた東武商事広報は、浅草駅の「ACCESS TOBU」閉店理由について「新型コロナを含め、様々な理由から」とだけ答えた。今後、都内の駅売店での駅弁販売予定はなく、購入可能なのは栃木県の4店舗になると話した。

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