めざましテレビ、ラヴィット、ひるおび出演者ノーマスク 感染拡大のさなか

   テレビ界を新型コロナウイルス禍が直撃中だ。2022年1月21日放送の情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)では、木曜レギュラー・伊野尾慧さんが新型コロナに感染したと事務所が発表したことを受け、三宅正治アナウンサーをはじめ伊野尾さんと接触した出演者が欠席した。

   「ラヴィット!」(TBS系)など他の情報番組でも、感染や濃厚接触による出演休止が出ている。連日のようにタレントの感染が報じられている中、「Yahoo!ニュース」のコメント欄やツイッター上では、ワイドショーや情報番組の出演者がマスクをしていない様子を心配する声も続出している。

「めざましテレビ」メンバーが出演見合わせ(写真はフジテレビ)
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「ラヴィット!」では「ピンチヒッター」が続いた

   「ラヴィット!」(TBS系)の木曜レギュラーでは、お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也さんや、俳優でモデルの横田真悠さんの新型コロナ感染が事務所から発表されている。1月20日付のデイリースポーツによると、同日の「ラヴィット!」ではニューヨークの2人の代わりにお笑いコンビ「ダイタク」が、横田さんの代わりに「AKB48」の本田仁美さんが出演した。

   金曜レギュラーのお笑いコンビ「東京ホテイソン」もメンバーそろってコロナ感染が発表されており、21日の放送ではその「ピンチヒッター」として「カミナリ」が出演した。この日の放送を見ると、スタジオのメンバーはマスクを着用していない。

   「ももいろクローバーZ」の玉井詩織さんの横など、スタジオ内には数か所パーテーションが設けられていた。ただ、「カミナリ」の2人、「宮下草薙」の2人、そして「ジャングルポケット」の太田博久さんと近藤千尋さん夫妻は数十センチ程度の間隔で隣り合って座っており、それぞれのペアの間にアクリル板などは見当たらなかった。

   1月20日の「めざましテレビ」には、伊野尾さんが出演していた。20日放送の冒頭部分を見ると、伊野尾さんと三宅アナ・生田竜聖アナ・軽部真一アナ・渡邊渚アナが互いに2〜5メートルの間隔を空けて並び立っていたが、それぞれマスクは着用せず番組が始まった。

   1月21日の放送は、佐野瑞樹アナや久慈暁子アナなど、毎週土曜の「めざましどようび」のメンバーが中心となってスタート。20日と同様、ソーシャルディスタンスは保ちつつも、やはりマスクをしている様子はない。

「ひるおび」アナウンサーも感染

   同日の「めざまし8」も、スタジオの面々は基本的にノーマスクだ。出演者の風間晋さん・立岩陽一郎さん・遼河はるひさんらは2メートル程度の間隔で座り、パーテーションで区切られているが、マスクは着用していない。

   「SPキャスター」のカズレーザーさんはリモートで出演している。感染の急拡大や飲食店での感染対策について、カズレーザーさんは「感染力が高くなっているので、今までの基準では感染拡大を防げてないんじゃないかと思います。飲食店でもアクリル等々だけで、本当に感染予防になっているのかもう一度シミュレーション結果を発表してほしい」と語っていた。

   同日の「ひるおび!」(TBS系)は、レギュラーの日比麻音子アナが新型コロナに感染し、放送を欠席していると伝えた。スタジオの出演者はそれぞれ2メートル以上の間隔を空けて座り、コメンテーター同士にはアクリル板のようなパーテーションが設けられている。MCの恵俊彰さんをはじめとして、マスクをしている様子はない。

   同日「バイキングMORE」(フジテレビ系)も、ノーマスクで番組は進行。橋下徹さんや「ロンドンブーツ1号2号」・田村淳さん、土田伸晃さん、「アンガールズ」・田中卓志さんは2〜3メートル間隔で座り、アクリル板らしきパーテーションで互いに区切られてはいた。

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