メタバース堪能するならヘッドセットにマイクも 装着した顔スゴいけど
パナソニックの子会社「Shiftall」(東京都中央区)は、 メタバース(仮想空間)向け機器3製品を2022年に発売する。パナソニックと協業開発し、メタバース事業に本格参入する。
VR(仮想現実)コンテンツ配信サービス「SteamVR」に対応しており、ゲームの世界などの中に実際にいるかのような体験を楽しめる。ディスプレーを内蔵したヘッドセットだけでなく、メタバース対応マイクも用意。それぞれを装着した際の見た目は、インパクトが大きい。
今春以降発売予定
22年1月4日の発表によると、Shiftallはヘッドセット「MeganeX」(10万円未満、価格は以下全て税込)と冷温デバイス「Pebble Feel」(2万円前後)を同年春に、音漏れ防止機能付きマイク「mutalk」(2万円前後)を夏に発売する。
「MeganeX」は「超高解像度・超軽量」。メガネのような見た目でスピーカーも内蔵し、重さは約250グラム。フレーム部分は折りたためる。「mutalk」は自分の声を周りに聞こえにくくする機能の付いたマイクで、ブルートゥースにより無線で駆動する。専用のバンド(帯)で顔に固定でき、両手がふさがっていても、ゲーム中などに音声通話で相手と会話が可能だ。
圧迫感や息苦しさないように
インターネット掲示板やツイッター上では、「MeganeX」と「mutalk」両方を装着し、目と口が覆われた姿がすごいと話題となっている。口までふさがった姿はどことなくSF映画に出てきそうだが、息苦しくなることはないのか。
J-CASTトレンドはShiftall広報に取材した。「(mutalkは)随時改良中ですが、口周りが圧迫されたり息が苦しくなったりすることなく長時間着用できるように開発中です」と話す。
広報によると、メタバースユーザーは深夜帯に楽しむことも多く、近所や同居家族への迷惑を考え、声の大きさに配慮せざるを得ないことがある。「mutalk」は、声を気にせず仮想空間での会話や体験に集中するためのマイクとのことだ。
また「Pebble Feel」は体に装着し、人体を温めたり冷やしたりできる装置。対応ソフトウエアを使うことで、仮想空間と連動し、寒さや暑さを体験できる。