「ドミノ・ピザ」は島根県 有名チェーンの全国制覇「最後の地」を探して
ピザ配達の大手チェーン「ドミノ・ピザ ジャパン」が、島根県第1号店となる「ドミノ・ピザ 出雲店」を2021年12月8日に出店した。これで全国47都道府県への進出を果たしたことになるという。ピザ大手チェーンとしては、初めてだ。
大手チェーンが全国で店舗展開するうえで、最後にたどり着いた地はどこが多いのか。調べてみた。
コンビニ大手は沖縄と北海道
コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブンは、2019年7月11日に沖縄県に初進出し、47都道府県を全て「クリア」した。競合のローソンも47番目は沖縄だったが、こちらは1997年に進出済みだ。一方ファミリーマートは、2006年の北海道が全国でラストの地だった。
大手コーヒーチェーン・スターバックスの47都道府県制覇は、2015年だ。鳥取県への出店は、大手メディアが報じた。同県進出前は、14年に誕生した「すなば珈琲」が話題になっていた。スターバックスは21年12月8日現在、鳥取県には4店舗を出店している。
なお鳥取県は、飲食宅配代行サービス「ウーバー・イーツ」も最後の進出場所となった。21年9月28日、鳥取市でサービス開始となった。
ドンキ「残る1県」になっているのは
福井県は、大手スーパー・イオンのない県としてたびたびメディアに取り上げられていた。しかし、イオン系列の食品スーパー「マックスバリュ」が2021年7月にオープンした1号店「マックスバリュ九頭龍店(生鮮館)」を皮切りに、現在同県には4店舗が展開されている。
宮崎県では、2020年11月に作業服専門店のワークマンが、21年2月に「業務スーパー」が、いずれも47番目の県として営業をスタートした。
シェアリングスペース「快活CLUB」の場合は、今年店舗をオープンした高知県が最終到達点だった。なお、今も高知県だけを残しているのが、ディスカウントストア大手のドン・キホーテ。ビジネルホテルチェーンの「東横イン」は、高知県と佐賀県が「空き」だ。ただし「佐賀新聞Live」2019年7月17日付の記事によると、佐賀県の場合は「耐震対応の建て替え工事のため、2020年2月29日の宿泊を最後に一時閉館」だという。