映画「呪術廻戦」もう「鬼滅の刃」超え 特典の「0.5巻」500万人に配布
アニメ映画「劇場版 呪術廻戦 0」が2021年12月24日に全国で封切られる。入場者へのプレゼントとして、小冊子「呪術廻戦 0.5 東京都立呪術高等専門学校」(通称0.5巻)が公開初日から合計500万人に配布されると、12月4日に発表された。
「500万人」という数字は、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(20年10月16日公開)で初日に配られた特製冊子「鬼滅の刃 煉獄零巻」の数を超えている。こちらは、450万人だった。
「ヒロアカ」では150万人に小冊子
「0.5巻」は、登場人物の日常を描いた描き下ろし番外編漫画や、作者・芥見下々さんへの「1問1答」、劇場版設定資料などで構成されている。上映館で「呪術廻戦 0」を鑑賞すると、1人1冊もらえる。
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」で配布された「煉獄零巻」も、描き下ろし漫画などを収録したもの。また、同時に「吾峠呼世晴先生イラスト特製ぬり絵」も250万人に配布された。
近年のアニメ映画で公開初日に入場者にプレゼントした特典を調べた。2021年3月24日公開の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、作中キャラクターの描き下ろしイラストチラシを300万人に。週刊少年ジャンプの漫画を原作とする「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」(21年8月6日公開)では、描き下ろし漫画などが収録された小冊子「僕のヒーローアカデミア vol.world heroes」を150万人に配布した。
これを踏まえると「煉獄零巻」の450万人もかなりの規模だったといえるが、呪術廻戦の「0.5巻」はこれをも超える500万人が対象。ツイッター上では「鬼滅超え」の数字に驚く人も複数みられる。
「無限列車編」は3日間で342万人動員
「鬼滅の刃 無限列車編」は、21年5月21日までに日本国内で累計来場者数2896万6806人を記録した大ヒット映画。20年10月16日の初日から3日間で、342万493人を動員した。
興行通信社の発表によると、興行収入は21年9月26日時点で403.2億円と、国内公開映画の歴代1位に輝く。「呪術廻戦 0」はどこまで「無限列車編」のヒット記録に迫るのだろうか。