「コーヒー店で勉強」何時間まで許される ドトール、タリーズに見解聞く

「平日 12〜20時、土日祝 終日
上記時間の勉強利用はお断りしております」

   こう書かれた張り紙の画像が、インターネット上で話題になった。場所は、コーヒーチェーンだ。確かに静かなカフェでは参考書などを広げ、勉強をしている人を見かける。コーヒー店側はどう考えているのか。許容範囲はあるか。J-CASTトレンドは、大手チェーンのドトールコーヒーとタリーズコーヒーに取材した。

店内の長時間占有、企業の見解は?
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1人用の席は勉強姿だらけ

   ネット上ではたびたび、コーヒー店で勉強している人の滞在時間の長さや、注文の少なさが問題視される。実際に、長時間の利用を控えるように促す張り紙を出す店についての書き込みや、店員に注意されたとする投稿がある。

   J-CASTトレンドは、東京都内のコーヒーチェーン2店舗を平日の昼頃に観察した。どちらも勉強姿の利用者やパソコンを広げている人が見られた。比較的店内が狭く、テーブルも小さめの店では、勉強利用客は少なく、ほとんどが読書かスマホを触っているだけだった。

   しかし、テーブルが大きめの店では、勉強かパソコン利用客がほとんど。特に1人用の席は顕著だった。2人用、4人用の席でも、利用人数は1人か2人で、参考書らしきものを複数広げ、筆記具を手にしていた。

過ごし方に制限はかけていないが...

   勉強やテレワークでの、店内の長時間滞在についてコーヒーチェーン側に取材した。

   まずタリーズコーヒー。広報は、

「店内での過ごし方は、お客様の自由ですので、特に制限はかけておりません。しかし、勉強等を行う場所ではありませんので、推奨はしておりません」

と回答した。では、どう対応しているのか。

「時間制をとるかなどは店舗に判断や対応を任せており、店舗ごとにお客様が過ごしやすい空間づくりに努めております」

   次にドトールコーヒーに聞いた。広報の答えは、

「店内での過ごし方に制限はかけておりません。しかし、店舗によっては長時間のご利用に関しましては、他のお客様とのトラブル回避のため、本部と相談の上、張り紙などで対応しているところもございます」

との内容だった。

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