V6は嵐、SMAPと違う魅力があった 「子育てしながら」ファン続けた女性たち

   アイドルグループ「V6」が、2021年11月1日で解散――。1995年のこの日にCDデビュー。26年間、メンバー6人誰ひとり欠けることなくここまで駆け抜けてきた。

   落ち着いた大人の魅力で根強いファンを獲得してきたグループだ。J-CASTトレンドは、長年V6を応援してきたファンに、思い出や現在の心境を聞いた。

V6の魅力をファンが語る(画像はイメージ)
子育てしながらファンを続けた女性(画像は取材に応じたファン提供)
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6時間並んだ握手会

   V6は、グループの中で年上組の坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さんの3人が「20th Century(トニセン)」、年下の森田剛さん、三宅健さん、岡田准一さんの3人が「Coming Century(カミセン)」として、3人ずつでの活動も行っていた。解散と同時に森田さんはジャニーズ事務所を退所。カミセンは活動を終えるが、トニセンは今後も存続する。

   「V6は、子育てとともにあった」と振り返るのは、取材にこたえた大阪府在住の50代女性。2004年頃から本格的にハマり、子育ての合間にDVDや録画した番組を見て元気をもらっていたと話す。「車の中でV6の曲を流すと子どもの機嫌が良くなって、一緒に歌いながら運転していたのを覚えています」。

   V6はデビュー10周年を迎えた2005年に、全国6大都市で握手会を行った。女性は大阪での握手会に参加した。

「12月の寒い日、大阪城ホールの外に6時間くらい並びました。メンバーに生で会ったのはその時が初めてで、『ああ、本物だ』と感動しました」

   ライブには1度しか行けなかったが、「爽やかでかっこいい曲が多くて好き。CDは出るたびに買っていた」と明かす。当時幼かった子どもは高校生になり、長い月日が経ったのだと思うと感慨深い......しみじみとそう話した。

和気あいあいぶりが好き

   神奈川県在住の40代女性は、V6、TOKIO 、KinKi Kidsの3組が1997年に結成したユニット「J-FRIENDS」がきっかけでファンになった。

   とくに森田さんが好きで、大学生の頃はV6ファンの友人とともに全国のライブやイベントに頻繁に参加した。2007年に結婚し、子どもが生まれてからは自宅から応援するように。「大きなスキャンダルもなく、ファンを悲しませるようなことが全然なかった。ここまで穏やかに、落ち着いて応援できるグループはほかにいないように思います」と語る。

   女性は、V6はSMAPや嵐のように、表立って絶対的な人気を誇るグループではなかった、と説明する。しかし、曲が良くて、ダンスもうまい。メンバーはチャーミングで、全員でいるときの和気あいあいとした空気感が好きだったという。解散を前に、「寂しい」とポツリ。そして、最後にこう話した。

「私の人生の大半にはV6がいました。これまでたくさん楽しませてくれて、感謝しかありません。解散しても楽曲や作品、グッズ、これまでの思い出は消えることはないので、時々見返して元気をもらいたいと思います」

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