「ホロライブ」限定グッズが再販決定 「転売ヤー撲滅」の流れ作りつつある?

   人気の限定商品をねらって、転売ヤーが買い占めて完売、その後高値で売りつける――そんな事例はいくつもあるだろう。だが最近は、販売元がこうした商品を再販するケースが出てきた。

   ディスカウントストアのドン・キホーテは、人気VTuberグループ「ホロライブ」とコラボした限定コラボグッズの完売を受けて、同グッズの予約通販を決定したと2021年10月25日に発表した。

「ホロライブ」限定グッズ再販が決まった
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並んだのに目の前で

   「ホロライブ」グッズでは、さわり心地が独特なぬいぐるみ「もちどる」やアクリルスタンド、缶バッチなどが全国のドン・キホーテ店舗で、10月23日朝10時から数量限定販売だった。だが、その後完売の報告が多く寄せられた。

   特に人気だったもちどるは、並んだにも関わらず目の前で在庫がなくなった、「売り切れてた」や「複数店舗はしごしたけど、ダメだった」という投稿がツイッターで見られた。「買えた」人も、数時間前から並んだのに「推し」が買えなかったとの嘆きがあった。

   フリマアプリ「メルカリ」では、グッズの転売も起きた。定価より1万円以上の高い値段で取り引きされているぬいぐるみを確認した。

   「ホロライブ」メンバーの不知火フレアさんは、次のように投稿して転売品に手を出さないよう呼びかけた。

「思わず感情が昂って転売から買ってしまった人がいても気持ちはわかるんだぁ、自分を責めすぎるな、気持ちは嬉しい
すごく好評みたいだから私のツイート見た人はもう続報が出るまでいい子で待てるよね?君はいい子だー神様ちゃんとみてるよ!
私も他のホロメン欲しい!ドンキを信じて通販に期待!」

   販売開始から2日後の25日、ドン・キホーテは公式ツイッターで、コラボグッズの予約通販決定を発表、詳細は後日明らかにする旨を知らせた。

「SHIRO」「刀剣乱舞」でも

   今回のドンキのように、限定商品を再販売する最近の例がある。化粧品ブランド「SHIRO」は、季節限定商品「キンモクセイ オードパルファン」の完売報告と商品の定番製品化決定を、公式サイトで2021年10月11日に発表した。

   ファミリーマートは、オンラインゲーム「刀剣乱舞-online-」との6周年記念の限定コラボ商品「オリジナルグラス・コースターセット」を再販すると、1月14日に発表した。

   発売日、インターネット上では「買えなかった」との報告や、発売前から売り切れていたという書き込みがあり、ファンの間ではメルカリでの高額転売が問題視されていたという。

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