スイッチ「有機ELモデル」登場で転売ヤー焦る 従来品さばこうと投げ売りか
ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の転売市場に、変化が起きているようだ。転売価格の相場が下がりつつあるほか、数台をまとめての「投げ売り」のような行為も見られる。
スイッチは新型の「有機ELモデル」が2021年10月8日に発売予定で、任天堂公式オンラインストアや家電量販店「ビックカメラ」などで抽選販売を受け付けている。新型モデルの発売を前にして、「転売ヤーが焦ってる」のではないかと考えるツイッターユーザーも複数存在する。
「定価より上」9割から6割強に
「有機ELモデル」の発売が発表されたのは、21年7月6日。6月ごろのフリマアプリ「メルカリ」では、現行版スイッチの「ネオンブルー/ネオンレッド」「グレー」の新品が3万5000円〜4万円(税込・送料込、以下同)で転売されていた。9割が定価以上での販売だった。
10月1日17時ごろ。メルカリで「nintendo switch 本体」と検索し、スイッチの単体での出品を新しい順に100件、調べた。
すると、定価3万2978円以下での出品は100件中36件で、送料込みだ。いずれも閲覧段階で売り切れとなっており、最安は2万9000円だった。
定価より高額の(3万2979円以上)出品は64件。そのうち40件はまだ売れ残っており、最高額は4万4000円だった。
ほかに、3個セット10万9500円、5台セット18万1700円など、新品のスイッチ数台をセットにした出品も複数存在する。9月27日には10台セットで36万8000円という出品も行われた。このまとめ売りについて、ネット掲示板では、「転売屋」が現行のスイッチの在庫をさばこうとしているのではないかと見る人がいた。
J-CASTトレンドが2021年8月23日付記事で報じた通り、ECサイト「ヨドバシ.com」や「アマゾン」「楽天ブックス」では現行の「スイッチ」が定価で販売されている。焦って高額転売品に手を出す必要性は薄いだろう。